紹介文

鎌掛城は蒲生賦秀(氏郷)の父、蒲生賢秀が隠居後に住んだ「山屋敷」と呼ばれる居館と、その背後の急峻な尾根に築かれた詰城とで構成される山城です。1585年(天正13年)に賦秀(氏郷)が伊勢松ヶ島城へ移封となった際に廃城となったようです。城址は天然記念物「鎌掛の屏風岩」がある城山の山頂にあり、石組井戸などの遺構が残っています。また山麓の居館跡にも土塁や空掘の遺構が確認できます。

鎌掛城をいろんなキーワードで分類してみましょう。

訪問ガイド

鎌掛城を攻城した団員が残してくださったコメント(クチコミ)です。じっさいに訪問した方の生の声なのでぜひ参考に。

  • あぶさん 山屋敷内の大手道から攻城しました。直登ではなく、つづら折れの意外と緩やかな登山道でしたが、狭い場所があったり、尾根道に出ると鎖場の難所が二箇所あります。山屋敷含め見応え充分なお城ですが、見所の井戸跡までのコースは直登なので注意して下さい。全体的にピンクテープが頼りの見学でした。(2024/02/23訪問)
  • らんまる 正法寺の駐車場に停めれます。遺構は麓の山屋敷跡を含めほぼ完存で見応えがあります。尾根上はチェーンを頼りに登る箇所もありこれを降りるのは危ないのでお勧めルートは山屋敷→尾根上遺構→主郭→西側曲輪群→東側曲輪群→東曲輪群の南東下に見える削平地から谷筋に下るのが一番安全だと思います。(2023/12/10訪問)
  • ぽち太365 藤の寺 正法寺を目指して行くと分かりやすいと思います。駐車場はとても広いです。少し順路が分かりにくいので余裕を持って行きましょう。(2023/05/28訪問)
  • 北摂津守 正方寺から攻城するも登城口を見つけられず、彷徨っていたら南にあるダム湖(?)の所に標識があり登城道を見つけました。(2020/04/11訪問)
  • sumbo 山屋敷から赤・黄テープを辿ったら、山の北側を回り込んで北東尾根郭群の尾根が土壇状に残る郭に出ました。道は崩落気味の場所や倒木があり直登の方がマシだったかも。北東尾根、主郭、二郭、井戸、東北東尾根をまわり、東北東尾根と東尾根の間の谷から東側登城口へ下りました。(2020/02/20訪問)
  • 河内守泰吉 山上の城址、山麓の山屋敷ともに素晴らしく、蒲生家の築城技術の高さが分かります。ただ、山上への道が廃れており、直登となりますので、登山の覚悟をお願いします。なお、主郭で6センチの積雪がありました。(2020/02/07訪問)
  • Tiger 山屋敷のみの訪問ですが、大きな横堀と土塁があり、表示板もありました。だから、きっと山屋敷でしょう?よく分からない道案内でした。トラップゲージに子鹿が捕獲されていて顔面傷だらけでかわいそうでした。(2020/01/03訪問)
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構造

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曲輪構成

---

縄張形態

山城

標高(比高)

374 m( 160 m)

城郭規模

内郭:-- ha  外郭:-- ha

築城主

蒲生秀紀

築城開始・完了年

着工 1522年(大永2年)頃

廃城年

1585年(天正13年)か

主な改修者

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主な城主

蒲生氏

遺構

曲輪、土塁、石積、堀切、井戸、空堀

指定文化財

---

復元状況

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登録日:2022/08/22 01:16:46

更新日:2024/10/10 03:55:33

観光情報

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営業時間

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料金(入城料・見学料)

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休み(休城日・休館日)

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トイレ

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コインロッカー

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写真撮影

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バリアフリー

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鎌掛城の見所は城メモをご覧ください

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アクセス

地図

アクセス

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アクセス(電車)

  • 近江鉄道・日野駅からタクシーで20分
  • 日野町営バス「鎌掛」バス停から徒歩10分

アクセス(クルマ)

  • 新名神高速道路・甲賀土山ICから16分
  • 名神高速道路・蒲生スマートICから25分
  • 名神高速道路・八日市ICから30分

駐車場

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    図説 近世城郭の作事 櫓・城門編

    三浦先生が書かれた「近世城郭の作事 天守編」に続き、今回は「櫓・城門・土塀」編を読みました。特に、城門、土塀については書いてあることのほとんどが初めて知る事でした。城門の種類ですが、薬医門は安土桃山時代だけで、高麗門は文禄・慶長の役で朝鮮半島での築城時に発明され、構造は薬医門と変わりませんが屋根が小さいので防戦上で有利、屋根が小さいので用材が少なくて済むなど、関ヶ原の戦い後、薬医門から進化した高麗門に取って代わられたそうで、現在城跡に残っているのは圧倒的に高麗門で、医薬門は少ないとの事です。また、関ヶ原以前の櫓門では石落がないので、櫓門の石落は関ヶ原以降の発明と考えられるとの事を初めて知ります。土塀についても、付壁塀、築壁塀など色々な種類があるそうで、天守、櫓以外に城門、土塀にも注目することにより、新たなお城巡りの楽しみを再発見させてもらえた一冊だと思います。

    まーちゃんさん)

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