浜松城のある一帯にはもともと引間城(曳馬城)と呼ばれる城がありました。
1568年(永禄11年)に今川方の拠点であった引間城を攻め落とした徳川家康は「馬を引く」という名前は負け戦を意味するため縁起が悪いということで、地名を「浜松」にあらためて、さらに城を大幅に拡大して浜松城を築きました。
引間城の跡には米蔵十数棟が建てられたといわれています。
現在この地には徳川家康を祀る浜松東照宮が建てられています。
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この東照宮は、1886年(明治19年)に旧幕臣井上延陵の発起によって創建されました。
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元城町東照宮由緒
御祭神徳川家康公 事代主命 大国主命
明治維新後浜松藩代たりし旧幕臣井上八郎氏(延陵)に依り明治十七年元城町古城(旧曳馬城跡)に創建せられその管理祭祀を大日本報徳社に委ねていたが昭和十一年その所有権が井上家より亦管理権が大日本報徳社より大石力氏に引継がれ、その後元城町の氏神として奉斎する事となり村社に列せられた昭和二十年戦災により焼失せるも昭和三十四年に社殿手水舎社務所等を再建し今日に至る
徳川家康を祭神としているため、社殿の扉や屋根には三つ葉葵の紋所が見られます。
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ちょうど社殿のあるあたりが本丸だったと思われます。
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入口にある鳥居のそばには「曳馬城跡」(引間城址)と刻まれた史跡碑があります。
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ここは、浜松城から歩いて約10分ほどのところにありますので、浜松城見学のついでにお立ち寄りください。
ちなみに豊臣秀吉、徳川家康とふたりの天下人が訪れたとされるパワースポットと案内されていましたが、とくに根拠はないそうです。
浜松東照宮(引間古城跡)の観光情報
住所 | 静岡県浜松市中区元城町111-2 |
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開館時間 | 見学自由 |
休館日 | なし |