みなさん、こんにちは。攻城団のコースケです。
1月19日(火)、長野県上田市にある上田市観光課商工観光部観光課を訪問してきました。
NHKの大河ドラマ『真田丸』がはじまったこともあって、さまざまなところで「真田家」に関する情報を見かけますね。
攻城団では真田昌幸が築いた城である上田城――ドラマではまだ登場してませんが――の情報が少ないこともあって、上田市に協力いただいて情報強化を進めようと考えています。
年末から何度かやり取りをさせていただき、先日、以下の写真をご提供いただいたお礼も兼ねて伺ってきました。
訪問日前日は関東地方をはじめ大雪が降った日。上田市の様子をライブカメラで確認するとやはり積雪していました。
「大丈夫かなぁ」と不安をかかえながら北陸新幹線で上田駅へ。駅構内でさっそく鎧のレプリカがお出迎えです。
駅前に出ると雪が残っていましたが、天気は晴れ(やや曇り)。なんとか1日もってくれそうな雰囲気でした。
今回の訪問先は上田市観光会館。上田城の目の前にある建物です。
約束の時間にはまだまだ余裕がありましたので、さっそく「上田城」を攻城にいきます。朝から晴れていたおかげか、あちこちが凍結していました。
二の丸橋を渡ったところにも雪が残っています。
城内にはいると先日オープンしたばかりの大河ドラマ館がありました。
上田城の写真や映像でいちばんよく見る櫓門に到着です。
雪のせいか、人出はやや少なめ。右手にはなにかの番組収録をされているような方々がいらっしゃます。入場料を払うといまくぐってきた櫓門のなかを見学することができます。
階段をのぼったところから見える景色です。
雪で真っ白になっているところが、かつて千曲川が流れていた場所です。上田城が千曲川をのぞむ丘に築城されていたことがここから眺めると実感できますね。
櫓内を見学している最中に、こうの団長と合流。僕が上田市観光課に訪問することになったので、あわせて冬の上田城を撮影するため団長も上田城攻城にやってくることになったのです。合流していっしょに上田城を攻めます。
「ブラタモリ」で放送されていた尼ヶ淵跡から見上げた西櫓。
この付近からは南櫓と西櫓を同時にカメラにおさめることができるんですね。
雪化粧された櫓ってなんともいえない雰囲気があります。またこの付近は春になるとさくらが咲き乱れるそうで、とても楽しみですね。
時間が近づいてきたので団長とわかれて観光会館へ移動します。
観光課が入居されている2階へあがると真田三代の甲冑レプリカが展示されていました。
先日の「真田三代って誰のことをさしてるの?」というエントリーがあたまに残っていたので、「三代はどなたかなー」と確認をしたところ、展示されていた真田三代は「幸隆―昌幸―信繁」でした。
お会いしたのは観光課の斉間様。上田市は観光課のなかに「上田観光コンベンション協会」があるそうでこちらの事務局も兼務されているそうです。
冒頭で紹介したように斉間様からは事前にいくつか上田城の写真をご提供いただいてたのですが、今回は大河ドラマで「上田城」にもスポットがあたることを考慮して
をご提案させていただきました。
斉間様にお聞きしたところ、上田市は関東方面からの観光がおおく上田城址観光がメイン。そのあと真田幸隆が真田本城内に創健した長谷寺(ちょうこくじ)、真田町といったゆかりの場所をめぐるのが観光ルートのようです。
そのほかは、国宝となっている安楽寺の八角三重塔、信州の鎌倉とよばれる塩田平方面にいかれる方が多いそうです。宿泊は「真田幸村の隠し湯」とも伝わる別所温泉というのが定番というのはなんとなくわかりますね。
そういえば僕の父も昨年ツアーで上田市をめぐっていたなぁと思い出し、本人に聞いてみたところ「上田城→八角三重塔→別所温泉宿泊」という行程だった(と思う)と話していました。
攻城団のご説明をひととおり終え、ここで「上田市のお城めぐりバッジ」をご提案させていただきました。
上田市は市内にある5つのお城が攻城団に登録されています。そのすべてが真田氏と関係があるお城なんですよね。
現在、タイアップバッジ「真田三代 名城と合戦のひみつ」が開催中ですが、自治体や観光協会もおなじようにオリジナルのバッジをタイアップ展開することができます。バッジはいわばスタンプラリー。スポットをつなぐことが、お城めぐりの「きっかけ」にもなりますし、みなさんへの「提案」にもなりますので、実現を検討していただくようお願いしてきました。
また同時に訪問前の予習情報として必要になる城メモへの情報掲載強化についても、観光課がお持ちの写真をさらにご提供していただけそうです。
古写真や古絵図などはオフィシャルに提供していただかないとなかなか入手できないため、とても助かります。
さらに今回は、年始にあたらしくリリースした写真投稿機能を活用した「フォトコンテスト」開催のご提案もしました。
写真投稿機能の特長は
です。
提案したコンテスト開催時期は春のさくらが満開になる時期を想定しました。というのも上田城はさくらの名所です。また攻城団がリリースを予定している「さくらの名城めぐり」バッジにも登録される予定なのです。
「上田城を攻城するきっかけになるんじゃないか」「攻城することの楽しみを増やせるんじゃないか」ということを話しながら、スマホでじっさいの写真投稿画面や、投稿写真一覧を見ていただきながら、フォトコンテストの企画説明をさせていただきました。
また副賞には「このとき限定の『スペシャルな体験』を提供したいです!」とお願いをしました。
テレビの取材などではよくふだんは入れない場所に「特別な許可を得ています」として入っていますよね。
もちろん攻城団としてもそうした場所の取材をして城メモなどでみなさんに情報を提供していきたいと思っていますが、単純に僕らがそこに入れてもらうのではなく団員のみなさんといっしょに入れていただく機会をつくっていきたいのです。
今後も各地のお城と「スペシャルな体験」について相談していくつもりです!
いくつかのご提案をさせていただいた際の会話のなかで「上田市では観光事業に力をいれていくことが、計画されています」と伺いました。また現在、大河ドラマの影響もあって問い合わせがかなり多いのだそうです。
攻城団の
という特徴を踏まえて、今後観光のきっかけとなる企画を一緒に考えて実施していきたい、ということをお話しさせていただきました。
僕らは「お城に出かけたい」と思っている団員のみなさんと、「お城に来てもらいたい」と思っている地元の方々との橋渡しをしたいのです。
そのためにはまず地元からの情報提供が大事になりますし、自治体や観光協会のみなさんから「お城めぐり(を軸とした観光)にいく人に、直接地元の情報を届けるメディアなら攻城団だよね」と認知していただけるように、積極的にみなさんとコンテンツをつくっていきたいと思っています。
最後に斉間様に「上田の名物とかおみやげの定番ってなんでしょう」、とお聞きしたところ「美味(おい)だれ」をおしえてもらいました。美味しいタレとかいて「美味(おい)だれ」と読むんだそうです。
なんでも上田市内では以前から焼き鳥に「ニンニク醤油ダレ」をかけて食べていたと。地元ではもうすっかり定着していたそうですが、いろいろ調べていくと「どうもほかの地域にはないらしいゾ」「みんな知らなかったの?」的な感じとなり、現在はいわゆるB級グルメとして売り出されているとか。
「えぇー、焼き鳥にタレをかけるんですか?」と不思議がる僕に、冊子を持ってきて掲載されている焼き鳥の写真を見せてくれました。
市内のお店で食べられるそうです。
「1階の売店で、タレ売っていますよ。」
お時間をいただいたお礼を述べて、さっそく1階にある売店へ。
「美味(おい)ダレ」をはじめ、お蕎麦や真田グッズをいくつか購入しました。けっこう大きくふくらんだ買い物袋をぶら下げて外に出ると、表で斉間様とばったり。あらためてご挨拶をしました。
いやぁ、こういうときってなかなか気恥ずかしいものですね。
その後、せっかくなので大河ドラマ館や市立博物館の企画展を見学しました。
企画展では甲冑や信繁の書状が展示されていました。書状は崩し文字なのですが、よこに現代語の説明が書かれていて内容を理解することができますので、とっても良かったです。
その後、団長とミーティングをおこなって北陸新幹線で帰りました。
この日は終日晴れでしたが、夜からふたたび雪が降ったようです。
(年に2回くらい、ドンと雪が降るそうです)
雪景色の上田城西櫓と南櫓を団長が撮影しました。雪景色のお城も美しいですね。
p.s.
帰宅後、上田市役所のサイトをチェックすると観光についてふれていた施政方針がありました。
上田市では、観光をリーディング産業と位置付け、積極的な観光施策の展開に取り組んでまいりました。観光振興は、宿泊や土産品の購入といった観光客の直接的な消費支出のみならず、さまざまな品物の流通や雇用にも関係し、多くの産業に波及効果をもたらすことから、地域経済の活性化のためにも重要であります。 平成26年の上田市へ訪れた観光客数は475万人余であり、このうち上田城跡公園は156万人余と、多くの皆様をお迎えすることができました。 このことは、戦国武将ブームを活用した取組や、上田ならではの「食」を利用した戦略など、信州上田の魅力的な素材の積極的な利活用を、観光事業者をはじめとした市民の皆様とも協力して推進したことが、観光誘客に結びついたものと考えております。 このような中、大河ドラマの放送も踏まえ、上田市観光会館を改修し、より開放的で気軽に立ち寄れる施設にリニューアルしてまいります。 また、真田氏関連自治体との連携した取組として、「真田街道推進機構」の自治体、東北や関西地方等の真田氏ゆかりの自治体とも協調しながら、効果的かつ積極的な観光PR活動を実施するとともに、市内の温泉、高原、スポーツに適した環境といった地域資源を最大限活用し、エリアごとの特徴ある観光施策を展開してまいります。 平成27年3月市議会定例会市長施政方針
観光を盛り上げたいという話は上田市にかぎらず、全国各地で聞く話ですので、攻城団もがんばって貢献していきたいと思います。
toproadさんが城がたり「よくわかる小牧山城」を企画してくれました。愛知県小牧市と調整してくださり、学芸員の方にZoomで話していただけることになりました。小牧山城の歴史、発掘調査の成果など、いろんな話が聞けると思いますのでぜひご参加ください。
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