古河公方館は古河公方・足利成氏によって築かれた古河城の別館で、鴻ノ巣御所とも呼ばれます。成氏が関東管領・上杉憲忠を謀殺したことがきっかけとなって起きた「享徳の乱」の結果、成氏は鎌倉を追われ古河へ身を寄せることになり、まずこの館を築きました。その後、修築した古河城へと移りました。1590年(天正18年)には、豊臣秀吉の関東征伐の際に最後の古河公方・足利義氏の娘である足利氏姫の居館として使われましたが、氏姫の孫にあたる尊信が下野・喜連川に移ったのちは廃城となり、時宗十念寺の寺域となりました。現在は古河総合公園として整備されており、城址碑が建てられています。
古河公方館を訪問した312人の報告によれば、平均見学時間は38分、平均評価は2.80点となっています。
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