亀岡城の天守前には明智光秀が手植えしたと伝えられる銀杏(イチョウ)の木がありました。
初代の銀杏は江戸時代中期に台風で倒れたため、現存はしていません。
亀岡の名木大本天恩郷の大イチョウ
落葉高木。この木は光秀の手植えと伝えられ、市民の象徴的存在となり「亀岡音頭」にまで歌われ、又小説にも登場した名木である。しかし、初代のイチョウは江戸時代中期に台風で倒れ、若木を植え替えたとの記録が旧亀山藩士の家に残るという。亀山城は明治初期に廃城となり、その後大正八年、大本が入手し聖地として大切に守られてきた。昭和十年、官憲の弾圧・大本事件による神苑破壊を具(つぶさ)に目撃した生証人でもある。
- 樹種
- イチョウ...イチョウ科
- 所在
- 亀岡市荒塚町内丸一
「亀岡の名木」四十六ページ所載亀岡市・(財)亀岡市都市緑化協会
- 調査日
- 一九九六年一月二十九日
- 胸高幹周
- 三・一二メートル
- 樹高
- 二十メートル