山崎城
山崎城

[京都府][山城] 京都府乙訓郡大山崎町字大山崎


  • 平均評価:★★★☆☆ 3.19(--位)
  • 見学時間:1時間15分(--位)
  • 攻城人数:480(270位)

妙喜庵(待庵)

妙喜庵(みょうきあん)は室町時代に創建された仏教寺院で、国宝の茶室「待庵(たいあん)」があることで知られています。

待庵は、日本最古の茶室建造物であると同時に、千利休が作ったと信じうる唯一の現存茶室です。
寺伝には、1582年(天正10年)の「山崎の戦い」のおり羽柴秀吉の陣中に千利休によって建てられた二畳隅炉の茶室を解体し移築したとあります。

「山崎の戦い」後、大坂城を築いて居城を移すまで、秀吉は天王山に築いた山崎城を本拠としており、その頃は(短期間ではありますが)利休もこの地で暮らしたそうです。

待庵の構造は、現在一般化している、にじり口が設けられた小間(こま)の茶室の原型かつ数奇屋建築の原型とされています。
(なお、現在の一般的な茶室より、にじり口は少し大きめにつくられています)

また、柱が表面に見えないように土で塗りまわして壁に隠す「室床(むろどこ)」や、にじりから入った客に少しでも圧迫感を感じさせないよう天井を高くする「掛け込み天井」など、随所に工夫がほどこされています。

待庵を見学するには

待庵を見学するには、およそ1か月前までに往復はがきによる予約が必要で、見学が許可された場合も、にじり口からの見学のみで、内部に立ち入ることはできません。 (畳が抜けるおそれがあるからだそうです)

ハガキの記載事項

往信裏
  1. 住所
  2. 拝観希望者の名前
  3. 拝観希望者の電話番号
  4. 希望日(時間は指定できません)
  5. 人数(最大10名)
往信表〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町竜光56 妙喜庵 御中
返信裏白紙のまま
返信表拝観希望者の住所、氏名

なお、志納金(ひとりにつき1000円)が必要です。
申し込み人数は、1グループ10人までで、高校生以下の方は拝観できません。

ちなみに徒歩5分弱の距離にある大山崎町歴史資料館には待庵の創建当時の姿の原寸大復元模型が展示されており、近くから見学することができます。

妙喜庵(待庵)の観光情報

住所京都府乙訓郡大山崎町大山崎小字龍光56
開館時間事前に指定された時間に訪問
休館日
  • 月曜日
  • 水曜日
  • 年末年始(12月20日から1月15日くらいまで)
拝観料志納金として1000円
URLhttp://www.eonet.ne.jp/~myoukian-no2/

国宝の茶室

余談ですが、国宝に選ばれている茶室は3つあり、この待庵のほかに、織田有楽斎がつくり、現在は犬山城に移築されている「如庵(じょあん)」と、京都・大徳寺龍光院にある「密庵(みったん)」です。

   

この記事をいろんなキーワードで分類してみましょう。

この記事のURLとタイトルをコピーする
これからあなたが訪問するお城をライフワークとして記録していきませんか?(過去に訪問したお城も記録できます)新規登録(登録は無料です)

山崎城の城メモ一覧

あなたのお城巡りをより便利に快適に、そして楽しくするためにぜひ登録してください。

新規登録(登録は無料です)

フォローしませんか

攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)

今日のレビュー

猛将妄想録 1 (電撃ジャパンコミックス)

いまでも定期的に読み返す一冊。たまたま見かけたこの本のおかげで攻城団にマンガという武器が加わったと思うと感慨深いです。攻城団で発表した作品を収録した続刊も出版したいと思ってます。

こうの)

書籍ページを表示する

すべてのレビューを表示する

フィードバックのお願い

攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック

読者投稿欄

いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する

トップへ
戻る