品川台場は江戸湾防衛を目的に幕府が築いた砲台です。江戸時代最後の国家的事業であり、また西欧式の築城術を取り入れた日本で最初の本格的な近代城郭でもあります。1853年(嘉永6年)のペリーの浦賀来航により危機感が増した幕府に対し、江川太郎左衛門の献策で築造が決定しました。当初11基の予定でしたが資金不足により、第一、第二、第三、第五、第六台場の5基が完成しただけでした。大小260門の大砲が設置されたものの使用されることはなく、明治維新後も陸軍省が管理していましたが、その後は民間に払い下げられました。なお第三台場は関東大震災によって破壊されたため、復旧工事がおこなわれ現在は「台場公園」として一般公開されています。第六台場は原型を残していたことから史跡保存のために上陸が許可されておらず、レインボーブリッジの遊歩道から眺めることができます。
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お台場海浜公園北口駐車場(有料、287台)
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この本は日経新聞の土曜朝刊別刷に掲載中の「何でもランキング(1〜10位)」の旅に関する記事をまとめたもの(2019年8月発行)。《第1部、絶景を見に行く》のコーナーには「闇夜に浮かぶ城、冬こそ必見」、《第2部、そぞろ歩きを楽しむ》には「1日で散策満喫、ほどよいサイズの城下町」のページがあってそれぞれ10の城と城下町が紹介されています。松本城と弘前城は両方にランクイン、また「〜城下町」の方にはこうの団長のコメントや「調査の方法」のところには「お城ファンサイト「攻城団」などの推薦や…」というちょっと嬉しい表記も。
たまには攻城しないお出かけ先を探してみようと久しぶりに書棚から出したのですが、やっぱり「城、城下町」のページを真っ先にチェックしました。さて、同行者の満足ポイント(街歩きと地元の食やお酒)があって、ほどよく攻城できる次の行き先はどこになるかな。
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