「東国の城」の進化と歴史 単行本

この本は攻城団ライブラリーに収蔵されています

CLADさん

これまでは枡形や横矢掛り、馬出といったパーツの機能は知っていても、縄張全体の意図を理解できていなかったのだと、この本を読んでよくわかった。
その城だけを取り出してもあまり意味はなく、特定の立地条件の中に置いたときに初めてその機能がわかる。近世の名古屋城のような城でも、立地とのかかわりが濃いことはブラタモリなどでも紹介されているが、戦国時代の城では築城者の戦略との密接な連関が必ずあり、それを読み取ることは私たちの理解を深め、攻城の楽しみを増してくれる。
関東の土の城に興味をお持ちの方には一読を薦めたい。


こめつぶさん

東国の城の進化の様子を14の城の復元イラストと縄張り図で解説した一冊。城は戦いに備える軍事施設と考える西股氏が、地形や任務・歴史的背景・戦い方の変化等の様々な要因によってオーダーメイドの城が作られていった過程を語る。縄張図を読めなくても、香川さんの鳥瞰イラストで城の全体像が一目瞭然。どれも個性的な城ばかりだ。

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書籍の情報

タイトル 「東国の城」の進化と歴史
著者 西股 総生,香川 元太郎
出版社 河出書房新社
発売日 2016-04-26
ISBN
  • ISBN-10 4309226620
  • ISBN-13 9784309226620
価格 2052円
ページ数 127ページ

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霧の城 (実業之日本社文庫)

織田と武田、二つの勢力の間の城を舞台に、敵同士として出会った男と女の運命を描く。岩村城の遠山氏に嫁いだおつやは信長の叔母。子がないまま夫が急死し、信長の息子を養子とした。信玄に美濃攻めを命じられた秋山善右衛門は、岩村城を攻めあぐね、その攻略に奇策を講じる。和議の条件としておつやに自分との結婚を要求したのだ。善右衛門にとってはただの戦略、おつやにとっても4度目の政略結婚のはずだったが……。信玄の死とそれに続く信長の反撃は二人を追い詰めていく。岩村城をめぐる攻防がよく描かれている作品。

こめつぶさん)

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