赤穂城の本丸庭園は、御殿南面の大池泉、中奥坪庭の小池泉、本丸北西隅の池泉が設けられており、発掘調査後、検出した整備により、公開されています。
2002年(平成14年)に二之丸庭園とともに国の名勝に指定されました。
赤穂城本丸大池泉
大池泉は、昭和59年度の発掘調査によって全容が明らかになり、浅野・森時代当時に復元しています。
大池泉は、表御殿南面に広がり、東西38m、南北26m、外周150mの広さで、二つの岬、三つの入江、中央に中島をもちます。
池の護岸汀線は曲線であり、北護岸は直線の石組みで築かれています。
池底は、瓦や石を幾何学的に整った形で敷き詰め、周囲には立石が据え付けられ、大名庭園の体裁を整えています。
雰囲気のある庭園です。