名古屋城本丸の東南隅櫓は現存する隅櫓のひとつで、かつては辰巳隅櫓(たつみすみやぐら)と呼ばれていました。鬼瓦などに葵の紋が見られます。
2重3階で、かなり大きな櫓です。
本丸内側から見た東南隅櫓です。
<重要文化財東南隅櫓(とうなんすみやぐら)
古名は辰巳櫓。かつては西側と北側に多聞櫓が続いていた。昭和二十七年(一九五二)の解体修理により、木曽の木材が用いられており、宝永四年(一七〇七)に修理され、明治になり江戸城の鯱が取り付けられていたことなどが明らかになった。
1930年(昭和5年)、国宝保存法に基づき当時の国宝に指定、1950年(昭和25年)に文化財保護法施行にともない重要文化財に指定されました。