名古屋城の正門は1910年(明治43年)に江戸城の蓮池御門が移築されましたが、1945年(昭和20年)の空襲で焼失したため、1959年(昭和34年)に天守とともに、ほぼ昔どおりの外観で再建されました。
城内側から見た正門です。
なお、この門は江戸時代には榎多御門(えのきだごもん)と呼ばれる西の丸の門がありましたが、1891年(明治24年)の濃尾大地震で大破したため、江戸城の蓮池御門が移築されたそうです。
現在この門が「正門」と呼ばれている理由は、名古屋城の本丸付近が明治維新後に「離宮」になっていたためで、「準皇居」だったことから「正門」と名づけられたそうです。