武市瑞山(たけちずいざん)は土佐勤王党の盟主で一時期、坂本龍馬とも行動をともにしました。
通称である「武市半平太(たけちはんぺいた)」の名前のほうが有名かもしれません。
剣術家として一刀流中西派の免許を皆伝される腕を持ち、1855年(安政2年)には自宅に妻の叔父にあたる槍術家・島村寿之助と協同経営で道場を開きました。
この道場の門下には中岡慎太郎や岡田以蔵らもいました。
現在の高知市菜円場の横堀公園内には「武市半平太道場跡と居宅」の案内板と、妻の冨さんを偲ぶ「夫婦石(めおといし)」があります。
また、瑞山の墓は高知市仁井田の瑞山神社にあります。ここは武市半平太旧宅のそばで、近くには瑞山記念館もあります。
「武市半平太小楯」の墓石の背後にある墓標には、「明治四十年五月建立」の文字がみえます。
旧宅と墓所は1936年(昭和11年)9月に国の史跡に指定されました。
武市半平太邸跡および道場跡
住所 | 高知市菜園場町1(横堀公園内) |
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アクセス | はりまや橋から路面電車「知寄町」方面行き乗車、「菜園場」下車後、徒歩約5分 |
瑞山神社(武市半平太の墓所)
住所 | 高知市仁井田3021 |
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アクセス | はりまや橋から土佐電鉄バス・パークタウン線「前浜」方面行き乗車、「瑞山神社前」下車後、徒歩約3分 |