七尾プロジェクトについての詳しいレポートは後日アップしますが、ぼくから少しサワリだけ。
10月31日から11月1日にかけて、例のプロジェクトのキックオフイベントに出席するため七尾市を訪問してきました。はじめての七尾です。
京都駅からサンダーバードで七尾に向かいます。
ぼく以外はほぼ全員観光目的で乗車していて、車内がじつに楽しげな空気でした。
敦賀、福井、小松、金沢、あと通過したけど丸岡と、お城のある駅に停車しながら、七尾まで向かいます。
トラックの横転事故があって急遽金沢止まりになったりとちいさなトラブルもありつつ(前日入りしてよかったー)、コースケさん、そして今回のプロジェクトのキーパーソンでもある七尾商工会議所の芝垣さんと合流してまずは七尾城に。
さすが五大山城のひとつだけあって、規模も壮大だし、想像以上にすごかったです。
安土城、小谷城、観音寺城、春日山城とこれまでいろんな山城を訪問してきましたが、負けてないですね。
(本丸下までクルマでいけちゃうのでかえって規模を実感しにくいのかもしれない)
夜は今回のプロジェクトの関係者のみなさんと食事をしました。
ぼくは地元の方々と話をするのがほんとに好きで、また今回はとくにみなさんがこのプロジェクトに期待してくださっているのが実感できて、すごくいい時間をすごせました。
いまは仕事のやり取りの大半がメールですんじゃう世の中ですが、こうして顔をあわせて話をして、顔が浮かぶ間柄になることは大事だなと思います。人見知りだけど。
今回はコースケさんやコースケさんのご家族のご縁に助けられながら進んでいるプロジェクトですが、こうしてかかわった方々がみんなハッピーになるようにがんばりたいですね。
翌日。というか当日。
ここは後日のレポートの楽しみにということで写真だけ。
もちろんハレの日なので陣羽織を着ましたよ。
今朝の新聞にも掲載されてました。
ぼくはいろんな地方のお城を訪問してきましたが、各地でよく耳にするのが「ここにはなにもないよ」という言葉です。
こないだ人吉にいったときにもいわれました。ぼく自身、ついこのあいだまで口にしていたのでその気持ちはとてもよくわかります。こういう自虐的な態度ってついつい出ちゃうんですよね。
でも全国どこの町でも「なんにもない」ことなんてないんです。
その土地には必ず歴史があるし、いろんな人たちのさまざまなドラマがあったはずなんです。それを学び、知りさえすれば、「なんにもない」なんていわなくなります。
地方に在住しているみなさんにかぎった話だけじゃありませんよね。
地方出身のみなさん、「あなたの田舎はどんなところ?」と聞かれて「なんにもない」と答えてませんか。
(ぼくも長年「田んぼばっかりでなんにもない」と答えてました)
ぼくはこの「なんにもない」をなくしたいんですよね。
今回、地元の高校生といっしょに七尾の歴史を学ぶわけですが、彼らが進学して地元を離れたときに「うちの地元はこんなところだよ」と話せるようになってほしいし、彼らが学んだことを家族や親戚にシェアすることで、誰もが郷土の歴史を学び、胸をはれるようになってほしいんです。
地方出身者同士が自分の田舎の歴史を楽しく紹介しあうなんて、めちゃくちゃ素敵なことですよね。
だからぼくらは七尾だけでなく、こうした取り組みを全国で展開したいんですよね。夢だけは広がりまくりです。
ぼく自身、まだまだ七尾のことはほとんど知らないので高校生のみんなといっしょにこれから学んでいきたいと思ってます。
それがいまからめちゃくちゃ楽しみなんですよねー。
[追記]
海の幸はほんとうにおいしかったです!
「最近のひとこと」のようにカジュアルに攻城時の思い出などを投稿できる「城活ノート」を公開しました。
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