前回4月13日の「山の寺寺院群」のフィールドワークにつづいて、次回は七尾市街地でのフィールドワークが予定されています。
ですが、その前に「山の寺寺院群」の情報整理と、市街地ではなにを調べてくるのかをあらためて整理しましょう、ということで4月20日、東雲高校で授業をおこないました。
まず先生から「山の寺寺院群」の情報をどのように分類するか。観光マップとしてどういう形に仕上げていくのかについての説明がありました。そして同時に役割分担も決めます。
前回七尾城観光マップの制作の方法を踏まえて、役割は6つにわけました。
役割りは次のように割り振られました。
寺院は16ヵ所あるので、すべてを絵にするとそれだけでマップがいっぱいになってしまいます。
そもそも「『山の寺寺院群』ってなに?」「どうしてここに固まっているの?」といったことを説明する文章も必要です。
市内の人の日常はクルマ移動ですが、今回は観光に来られる方が「電車」や「バス」で来るということを想定しているため、アクセス方法も丁寧に書かないとわかりません。
こうした情報を整理する背景と意図を先生から聞き、「山の寺寺院群」の情報整理の担当者を各自で決めていきました。
つづいて次回の「七尾市街フィールドワーク」の範囲と、調べるポイントも決めていきます。
市内全部を対象にはできないのと、市街地といっても「このあたりまで」という境界線を決めなきゃいけません。いまある地図を片手に、自分たちがなにを調べなきゃいけないのか、の話し合いがはじまりました。
さっそくマップの土台をつくるグループが、別のグループと打ち合わせをはじめていました。
たとえば、「はじめて七尾にくる人に、駅からバス10分で着きます」だけだと、不親切だよねー、いう話が出ていました。
バス停の位置も重要なポイントです。
どこにあるのかマップに掲載しないと、バス停を探して歩きまわることになります。
「バス停ってどこにあるの?」「そのバスで七尾城にいけるの?」「七尾城からここまでバス1本で来れるの?」など、ふだん自分たちが意識したことがないことを、質問されると戸惑ってしまいますが、こうしたことを調べるのが次回の市街地フィールドワークでの課題ですね。
いっぽうこちらのグループでは、市街地散策の効率的なルートを調べたり、店舗のピックアップをおこなっています。
高校生が制作するマップですからお酒を飲むお店は紹介しにくいものです。また紙面の関係上、全部のお店を掲載することもむずかしいです。
ここでヒントになるのは、「七尾に観光に来たとして、どういうお店に行きたいと思うかな」「なにを食べたいって思うんだろう」という相手の気持ちになって考えることで、みんながそれぞれ想像を働かせながら、どこを回るのか、どうやって掲載すればいいのかを話しあっていました。
「山の寺寺院群」の情報整理と役割分担、そして次回の「七尾市街のフィールドワークの下準備」――、このふたつが同時並行で進みながら、この日の授業時間はどんどん過ぎていきました。
前年度のレポートでもご報告したようにマップを作ると同時に
といったイベントが今年度は目白押しです。
ふだん観光科の授業として、教科書をつかっていろんなことを学んでいるみなさんも、じっさいの実務に近いことを体験することで、その大変さや手間がかかることを理解したと思います。また、情報を伝える際には相手の立場になって考える事の重要性も実感したことでしょう。
そしてなにより「いったことがない」と言っていた場所に、自分たちが出かけていくことで「地元にはこういうところがある」と語れるようになってきたのではないのかなぁと思います。
さて次回は「七尾市街フィールドワーク」の開始です。次回もぜひ楽しみにお待ちいただけたらうれしいです。
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