攻城団からのお知らせ

『おんな城主 直虎』の舞台、浜松市を訪問してきました

みなさん、こんにちは。攻城団のコースケです。

7月15日金曜日、静岡県浜松市にいってきました。浜松市は来年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』の舞台となる井伊谷城がある市です。浜松市とはなんとかご縁をつくりたいなぁと考えて、これまで幾度か連絡をとっていました。先月、浜松市役所さんからご連絡をいただき、今回訪問とご提案をさせていただくことができました。

浜松駅構内の観光インフォメーションセンターにはすでに大河ドラマの垂れ幕がありました。

訪問した日は快晴。駅の外に出ると浜松市のキャラクター家康くんがいました。

また耳を澄ますとピアノの音が流れています。浜松市はヤマハや河合楽器の本社がある街ですから、その影響なのでしょうね(家康くんの袴も鍵盤になっています)。
新幹線の改札内にもピアノが展示されていました。「浜松駅ってどんなとこだった?」って聞かれたら、「駅に降りると音楽が流れているよ」って答えるだろうなぁ、と思うくらい音楽の街って印象が残りました。

浜松市役所にうかがうまで時間がありましたので、浜松城を攻城してきました。

攻城された方のコメントにあったように野面積みの石垣が印象的な天守でした。徳川家康の居城だったこともあるけれど、譜代大名の出世コースのひとつに浜松城主があったらしいんですよね。そのぶん藩主の入れ替わりが激しかったみたいですね。「浜松城といえば、○○家!」という印象があまりないのは、そのせいかも。

30分くらい浜松城に滞在して浜松市役所へ移動します。浜松市役所は浜松城天守のすぐそば。それもそのはずで、ここは二の丸だったところなのだそうです。

井伊直虎、出世の街浜松という幟がはためいていました。

本日は観光・シティプロモーション課の玉越さんにお時間をいただきました。
事前に攻城団のサイトを見ていただき、永続化プロジェクトのブログも読んでくださってました。また「トップページの【いま注目のお城】に浜松城がでていて、うれしかったですよー」と喜んでいただけました。
(あのエリアには前日のアクセスが多いお城が自動的に表示されています)

ご訪問の際は攻城団の案内と、いくつか提案をおこなうのですが、今回はズバリ『おんな城主 直虎』を軸としたご提案をさせていただきました。

事前に浜松市がつくられたサイトを拝見していたのですが、ゆかりのお城が市内にはとてもたくさんあるんですよね。

そこでまずは「バッジをつくりませんか」とご提案。

バッジの対象となるお城は浜松市が運営している井伊直虎ウェブサイトの「ゆかりの地」に掲載されているお城。ぜんぶで14城掲載されていました。お城の位置を地図をひろげながら玉越さんと確認していたのですが、「ゆかりのお城」が随分とあります(攻城団に未登録のお城も!)。

これをひとりで、しかも1日で回るのはなかなか大変そうなんですよね。
そこで「着地型ツアーも企画しませんか」と持ちかけました。

スライドでは既存のモデルコースを「掲載しませんか」に留めていたのですが、じっさいにはバッジと連動したツアーを企画提供することで、個人旅行で浜松市を訪れた人も、お城めぐりがしやすくなりますよね、というアイデアです。

「ゆかりの地」に掲載されている数のお城をめぐるには、一泊二日か2回にわけて浜松市を訪れる必要がありそうなんですよね。市内には温泉もありますから、いいツアーがつくれそうですよね〜、と玉越さんと盛り上がりました。

じつは攻城団では、「城たび」というお城めぐりのツアー情報を掲載するページを準備しているのです。
ぼくらが全国を城めぐりしていると、電車やバスではいきにくいお城ってけっこうありますよね。それに山城などの場合は登城口が地図だけではわかりにくかったりして個人で訪問するのはこわかったりします。
でも着地型ツアーとして駅に集合してバスでまわれたりすると便利ですよね。地元からすれば、見てもらいたい場所にお連れすることもできます。

浜松市では着地型ツアーの準備はまだおこなっていないのだとか。着地型ツアーを準備することは市役所のお仕事ではありませんから、どこが主体になってツアーを運営するか、からはじめることになりそうです。
でも浜松市はゆかりの地」以外でも、さまざまなコンテクスト・ツアーが組めそうなんですよね。

また「ゆかりの地」に掲載されているお城のほとんどは、攻城団のサイトにまだ登録されていませんでした。そこでバッジづくりや着地型ツアーを検討していただくと同時に、お城情報の強化を図りたいということで玉越さんにデータのご提供をお願いしました。
ぼくらとしても来年に向けてしっかり情報整備をしていきたいですしね。

その後、観光集客についてや大河ドラマ開始にそなえたお話をうかがうことができました。
大河ドラマがきっかけになって観光客が増えるのは明確なので、どういうゆかりの地があるのか、そこにはどうやっていけばいいのか。観光を楽しんでもらうための情報をどう発信していくのかといった準備が大切ですよね。

たとえば井伊谷城は浜松駅からバスで移動すると40分近くかかります。都市圏からのツアーをつくると同時に、着地型ツアーや街歩きの情報を提供することで、市内の観光スポットをめぐってもらう機会もつくれますよね。
攻城団なら、全国のお城めぐり好きのかたに、訪問のきっかけとして「バッジ」「現地のオススメスポット(城メモ)」「着地型ツアー」の情報を確実に届けることができます。

また浜松市は「出世の街」をキーワードとして街全体をアピールしています。
徳川家康をはじめ、歴代どういった人たちが世に出ていったのかを、いまも浜松市に残る写真を通して伝えていってもおもしろそうだなぁと考えています。
そこで姫路城でおこなったようなフォトコンテストの開催もご提案してきました。

玉越さんには姫路城フォトコンテストの応募作品一覧や授賞式のようすもお見せしながら、いくつかご質問をいただきました。

市役所をあとに浜松駅へ。バス停から、浜松城天守がすこしだけみえました。

今日ご提案したことが現実になるには、いくつかの調整事項があるようです。
玉越さんには「ゆかりのお城めぐり」を軸としたご提案と、攻城団のあり方にご興味をもっていただけたご様子でした。今回の訪問を機に、みなさんの「お城めぐりが便利」になって「浜松市を訪れる・滞在する方が増える」ような提案をつづけていきますし、いくつかは実現できるようがんばっていきたいと思います。

p.s.
せっかく浜松にきたので駅で桜えびはんぺんと黒はんぺん、小豆餅の安倍川餅を購入。写真もアップしようと思ったんですけど、すでに食べきってしまいました。

   
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