こんにちは、攻城団のコースケです。少し前になりますが「城たび」のモデルコースを追加しました。
今回公開したのは現存天守のひとつ、丸岡城の城下町を地元コンシェルジュによるガイドツアーで散策するプランのご案内です。「Sponsored」と明記されているように、坂井市観光連盟さんに協賛いただき制作をおこないました。
今日は、こうした「城たび」モデルコースは、どんなふうに制作しているのかをシェアさせてください。
まずコンテンツ作りの大きな流れは以下の流れとなります。
井伊谷・浜松のケースのように、ぼくらが取材に出向いて、全部を撮影・取材することもあります。今回の丸岡城の場合は素材提供ふくめて、坂井市観光連盟さんにご協力いただきながら、現地には出向かないスタイルで制作をおこないました。また、そのためやり取りはすべてメールでおこないました。
今回の「城たび」では、先方でコンシェルジュによるガイドツアーをはじめられたことを受けて、そのご案内をすることも目的のひとつでした。また「丸岡城散策マップ」を事前につくられていたので、それを活かそうということも事前に合意していました。
そこで最初におこなったのは「散策マップをもとにしたコース設定」と「必要な素材のリストアップ」でした。具体的には次のようなことをおこなっています。
移動・見学時間をふくめた、旅行日程表のようなシートを最初に共有します。
「この場所は『滞在時間5分』ってなっていますけど、10分くらいじゃないですか」
「徒歩で移動すると何分くらいかかりますか?」
「バスはどのくらいの頻度で出ているのか」
といった打ち合わせを旅程表を見ながらおこないます。
丸岡城のケースでは、散策時に立ち寄るスポットの滞在時間、写真撮影ポイントの確認、名物・名産品などの情報をすりあわせました。
お城そのものの滞在時間は、攻城団のサイトに掲載されている「見学時間」を活用しています。見学にどのくらい時間がかかるのかというのは旅行計画をつくるときに重要ですものね。
またスポット間の移動時間や距離は先方に伺ったり、Googleマップを使って調べています。
こうして情報をすりあわせてコースとタイムテーブルを確定します。
その結果として必要となる写真素材や情報がリストアップされます。攻城団で保有していない写真についてはご提供をお願いしています。今回は手元にないスポット写真がいくつかありましたので、坂井市観光連盟さんに現地へ撮影にいっていただきました。
またバス停の写真など、外部機関の方に素材提供をお願いしなければいけないスポットもあります。今回もJR西日本や京福バスなどに攻城団から問い合わせをおこない提供いただきました(ご協力いただきありがとうございました)。
素材を集めつつ、コースが確定すると、じっさいのコンテンツ作りにはいります。
記事文章の体裁は攻城団のガイドラインに沿って書いていきますし、「城たび」にはモデルコースがすでにいくつか公開されていますので、どんな文章になるのかは事前にだいたいのイメージをつかんでいただいています。文章って媒体ごとにちがいますし、読んだ方の印象を左右しますよね。
モデルコースに掲載する情報には、補足説明が必要なケースもあります。
その場合は「城メモ」に独立したコンテンツをつくっていきます。丸岡城の場合は、次の城メモをあらたに制作しました。
モデルコースのコンテンツが完成すると、事前確認をおこなっていただきます。
ここでは「事実に相違ないか」「スポンサー枠の掲載内容」などを中心にチェックしていただきます。関係者の方々にも、ここで共有していただくことができます。
今回のようにPR目的である場合は、ついついあれもこれもと盛り込みたくなりますが、モデルコースはさっと全体を把握できて、旅のイメージが浮かぶ(そして出かけたくなる)ことを最優先すべきですので、冗長にならないようにシンプルにまとめることをご理解いただき、補足は「城メモ」でおこなったり、別の「モデルコース」として掲載することを提案しています。
先方のチェック結果を反映したら、最終版を確認いただき、ようやく記事コンテンツの公開です。
「城たび」の場合、 記事を公開すると
をおこないます。
さらに今回は同時に「丸岡城×攻城団」のチラシも設置しましたし、先日ご紹介したようにポスターも制作しました。
近いうちに丸岡城をはじめ坂井市内でチラシやポスターを見かけることができるようになりますので、ぜひ手に取ってくださいね。
このチラシとポスターは「モデルコース公開にあわせて、チラシ配布とポスター掲示をおこなってオンラインとオフラインで同時にPRしたい」と坂井市観光連盟さんよりリクエストをいただき、準備をおこないました(ポスターについては別途費用を頂戴しています)。
こんなふうにつくったんだよということを考えながら、あらためて「城たび」を読んでみていただければうれしいです!
モデルコースを掲載することで、見ていただいた方に「こういうふうに移動すればいいのか」「周辺にはこんなスポットがあるのか」とわかりやすく提案することができます。所要時間の目安、バスの乗り継ぎ、旅行の際の注意点等(たとえばバスの本数は少ないよとか)を事前につたえておくことで、旅の計画をスムーズに立てられると思うんですよね。
たくさんの方に観光に来ていただきたいと考えたときに、最初に手をつけるべきは「検討者の『知らない』をなくすこと」です。なんのためにプロモーションをおこなうのかは「知らないことをなくす」ためです。
インターネットで調べればだいたいのことはわかりますけど、その一方で「期待した情報」が見つからないと、そこで調べることをやめてしまう方が多いです。知っているか、知らないかは、旅先選びにおおきな影響があるんです。
じつはぼく自身、丸岡城散策コースをつくっていて、何度も訪問しているのに知らないことがたくさんありました。ルートも「へぇーこうやって行けるのか」という発見もありました。
「ウチのお城も載せたいなぁ」とか「市内の回遊ポイントをもっとお知らせしたいなぁ」と思われたみなさま。
まずはどんな課題があるかご相談いただけませんか。その課題を解決するための方法を、ご予算含めてご一緒に考えていきましょう。
今回はチラシやポスターを活用しましたが、このほかにもさまざまな企画――たとえば「フォトコンテストの開催」や「体験イベント」「歴史講座」など訪問者を増やし、満足度を高めるための企画――をおこなうことで、さらに相乗効果が期待できます。
たとえば城址で発掘調査が進んでいるようなら、そのレポートとあわせて「特別見学会」を企画して、モデルコースとあわせてプロモーション取り組むといったこともできそうですよね。
後日訪問される方は攻城団に掲載されたレポートを見ながら調査現場を見学することもできますし、その抜粋版を印刷して現地で配布してもいいですよね。
まだまだ知られていないお城はたくさんあります。
そして攻城団の団員はじめ、「お城めぐり」が好きで「旅行に出かけている」ぼくたちは、その情報をいつでも知りたいと思っています。
toproadさんが城がたり「よくわかる小牧山城」を企画してくれました。愛知県小牧市と調整してくださり、学芸員の方にZoomで話していただけることになりました。小牧山城の歴史、発掘調査の成果など、いろんな話が聞けると思いますのでぜひご参加ください。
つづきを読む昨年に続いて第6回目となる団員総会を開催したのでレポートを書きました。今年は去年と同じ会場でしたが、内容はかなりアップデートしています。とくに「お城ビンゴ」は盛り上がったので、今後の定番ゲームにしていきたいですね。来年はさらに多くの団員と集まりたいです。
つづきを読む美濃守護・土岐氏の庶流である久々利氏の居城、久々利城にも攻城団のチラシを置いていただきました。可児郷土歴史館と久々利地区センター、さらに可児市観光交流館で入手可能です。
つづきを読む小栗信濃守によって築かれた本陣山城(御嵩城)にも攻城団のチラシを置いていただきました。「東美濃の山城を制覇せよ!」キャンペーンの缶バッジ受取場所でもある、御嶽宿わいわい館で入手できます。
つづきを読む土岐明智氏の居城であり、戦国時代にはその一族である妻木氏の居城になった妻木城にも攻城団のチラシを置いていただきました。もとてらす東美濃で入手できます。
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