亀丘城は波多氏が壱岐を支配する拠点とした城です。1472年(文明4年)に岸岳城主・波多泰が壱岐へ侵攻すると、壱岐を分割支配していた松浦党五氏(志佐氏、佐志氏、呼子氏、鴨打氏、塩津留氏)を滅ぼし、一族の阿波守を代官としてこの城に置いて支配させました。江戸時代には平戸藩松浦氏の所領となり、「元和の一国一城令」で廃城となったようですが、以降も三の丸に武生水陣屋を築き、城代と郡代を派遣して統治しました。現在城址は本丸跡の一部が「亀丘城公園」として整備され、石垣が残っています。
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