白地城は長宗我部元親が四国統一の拠点とした城で、また羽柴秀吉の四国平定軍を迎撃する際に本陣を置いた城です。もとは三好氏の家臣である大西氏の居城で、大西氏は細川氏や三好氏に仕えましたが、1576年(天正4年)、大西覚養が城主のとき元親に奪われました。現在城址は「ホテルあわの抄」になっており、当時の遺構は「白地城址」の石碑が建てられている大西神社の裏手に、わずかに土塁や切岸が残っています。
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「日本史の知識をアップデートするための勉強会」にて榎本先生から紹介もあり、読んでみることにしました。幕末から明治初期に渡り、加賀藩の御算用者であった猪山信之、直之、成之3代に渡り残された家計簿その他の書簡・日記から、その当時の武士の経済状態や考えが良く解る内容となっています。猪山家が困窮する家計を如何に立て直したか、また幕末から明治にかけて時代が変わる中で猪山成之がどのように考え行動していったかが、そして当時の士族が時代の流れの中でどのようになっていったのかの一端を垣間見ることが出来ました。この本が原作となった2010年公開の映画「武士の家計簿」の中で、原作では娘の髪結に際にお金がなく絵に描いた鯛を用いたエピソードが、長男の着袴の際のエピソードとして描かれておりましたが、映画の方も楽しく鑑賞させて頂きました。
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