攻城記録をつける際、ほかの人(未来の訪問者)と情報を共有するために「共有メモ」を残していただいていますが、この内容を「いつまで掲載するか」という公開期限を設定できるようにしました。
ありがたいことに攻城団には多くの団員による現地の「いま」の情報が寄せられており、これが生きたガイドブックとして重宝されています。
ただしそれらの情報の中には「工事で○月×日まで休館中」といったように、今日からしばらくの間は超重要だけど、工事が完了すれば不要になる情報もあります。イベントや企画展などの感想も開催中はすごく有益な情報ですが、終わってしまえばそうでもありません。
ぼくも二条城の展示収蔵館でいまならこの原画が公開されているから見に来てほしい、と共有メモで呼びかけたことがありますが、それを参考に訪問しても会期が終了していたなんてこともあるわけで、こうした情報の賞味期限を適切に扱いたいと考えています。
みなさんのメモはすべて目を通していますが、この機能の実装を検討しはじめてからも
「文化の森おでかけパス」1000円を購入すれば金沢城や兼六園など15ヵ所の文化施設が2日間1回だけ入場でき、特別展や成巽閣の割引にも使えます。(2024年4月30日まで)
10月7日に訪問しましたが、11月4日に「小机城址市民の森竹灯籠まつり」がありその時に使う灯籠の材料の竹を伐採する作業と草刈りをされていたので空堀の一部は入るこできませんでした。この時期に訪問される方は要注意です。
といった感じで、期間限定で表示優先度を上げたい(けれど期間終了後には非表示にしてもいい)メモが多数ありました。
こうした期間限定で共有すべき情報については、お手数ですが「公開期限」を入力していただけると助かります。
入力方法は簡単です。
訪問日と同じようにプルダウンで年月日を選択できますので、この日を最後に非表示にしてもいい(工事終了日、イベント最終日等)を選んで入力してください。
また過去の記録も管理画面から編集できますので、お手すきのときに特定できる範囲でかまいませんので入力していただけると助かります。
(個人メモに移していただいてもかまいません)
公開期限を入力済みの場合はこんなふうに表示されます。
この入力項目が増えたことで、より一層「いま」の現地情報が共有されることを期待しています。
基本的にインターネットのサービスは「情報が多ければ多いほどいい」というスタンスで運営されることが多いです。
その背景には情報が多いと検索エンジンに引っかかりやすくなったり、訪問者の滞在時間が伸びる傾向にあるからで、ぼくもサイトの運営者として気持ちはよくわかります。
ただ出版物に負けない良質なお城めぐりガイドブックをインターネットの力を借りてみんなと作りたい、という攻城団の目標の前では「量より質」が常に優先されます。
だから写真やコメントは目視でチェックしているし、コメント機能を提供していないわけですが、今回の対応もその一環です。
たしか一年以上前から「やります」と言ってたような気がしますが、昨年末のデータベースメンテナンスを終えて、ようやく実装することができました。
取捨選択できるだけの「量」があることは大事だし、多様性はぼくが重視する項目のひとつですが、同時に「これはいらないな」と読み飛ばす判断を読者に強いるのは良くないと考えています。
サイト運営者によるフィルターなしで、なんでも読めることが良いという考え方があるのも理解しますが、少なくとも攻城団ではある程度の情報の選別は運営者の責務だと捉えています。
(もちろんその選別の基準はできるだけ主観を排して客観的に行う努力もあわせて)
これまでも個人的な内容や誹謗中傷と思われる内容などは個人メモに移動させていただく等の対応をしてきました。ぼくから「攻城記録の内容につきまして」というメールを受け取られた方もいらっしゃるかと思います。
今後も不適切な――攻城団としてそう考えられる――投稿については同様の対応を続けますが、あわせて内容的に問題がなくても情報の賞味期限が切れたメモについても表示を制限させていただきます。
なお完全にサイトから消すのではなく、各お城のページでは非表示にしつつ、個々人のプロフィールページにある攻城記録一覧(履歴)では表示させたままにするつもりです。
このあたりがガイドブックとしての攻城団と、個人の訪問履歴管理サービスとしての攻城団というふたつの側面を持つサイトの妥協点かなと。
攻城団も今年で10周年を迎えるわけですが、いまカウントしたところ共有メモが入力された攻城記録も46,460件になっています。
この数字は今後も増え続けるわけで、これからは情報の整理が課題になっていくと考えています。
鮮度が高い(最近の訪問)ほどいい情報か、「あっぱれ!」が多いほどいい情報か、いろんな基準はありますが、唯一の正解はないと思います。だからこそ閲覧方法の選択肢はできるだけたくさん提示しつつ、今後もベストを模索していきます。
どうかみなさんも攻城団の掲げる「ゆるやかなギブ・アンド・テイク」の理念に賛同いただき、未来の訪問者のために参考になる情報を書き残していただけますようお願いいたします。
未来の、というのは明日かもしれないし、10年後かもしれません。それを踏まえてごく短期間だけ共有したい情報については、公開期限の入力欄をうまく活用していただけるとうれしいです。
toproadさんが城がたり「よくわかる小牧山城」を企画してくれました。愛知県小牧市と調整してくださり、学芸員の方にZoomで話していただけることになりました。小牧山城の歴史、発掘調査の成果など、いろんな話が聞けると思いますのでぜひご参加ください。
つづきを読む昨年に続いて第6回目となる団員総会を開催したのでレポートを書きました。今年は去年と同じ会場でしたが、内容はかなりアップデートしています。とくに「お城ビンゴ」は盛り上がったので、今後の定番ゲームにしていきたいですね。来年はさらに多くの団員と集まりたいです。
つづきを読む美濃守護・土岐氏の庶流である久々利氏の居城、久々利城にも攻城団のチラシを置いていただきました。可児郷土歴史館と久々利地区センター、さらに可児市観光交流館で入手可能です。
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