旧小諸本陣は小諸城大手門から歩いて5分ほどのところにあります。
旧北国街道小諸宿の本陣兼問屋場として使用されていた旧上田家住宅で、現存する問屋場建築は全国にわずか2棟しかなく、その希少価値などから主屋と表門が国の重要文化財に指定されています。
北国街道沿いということで、加賀藩前田家の大名行列も利用したそうです。
残念ながら、現在内部は非公開となっています。
前に案内板があります。
重要文化財旧小諸本陣
(昭和四十八年六月二日指定)
これはもと小諸の本陣兼問屋上田家の建物で明治の中葉 田村家の所有となった
建設年代は十八世紀末から十九世紀初頭と推定される
この二階建は問屋場で街道に面し間口八間正面に大きな切妻屋根の妻を見せ二階は腕木で持ち出し格子窓を広くとる 当初一階正面は全面開放の縁側で内部は八室が二列にならびその前面に畳廊下を通した間取りであった
二階は九室で部屋割はあまり変わっていない
別棟正座敷(御殿)を失っているのは惜しいが西隣にあるほど同時代の薬医門とともに北国街道に残る数少ない構造が立派な本陣建築の一つである 文化庁
小諸市教育委員会