本陣主屋は、小諸宿を通る参勤交代の大名などが休泊した建物で、旧部材を可能なかぎり使用し、間取り、寸法なども当時に忠実に移築再現されています。建物の公開と同時に歴史資料館として利用されています。
一度、佐久市にある桃源院に移築されていましたが、平成に入って現在の場所に再移築されました。
案内板の内容です。
小諸市歴史資料館小諸宿本陣主屋
慶長十六年(一六一一)「北国街道」に宿駅伝馬制が敷かれて「小諸宿」が設けられました。 その後「小諸宿」は、関東への出入口として、また参勤交代や善光寺詣などの街道交通の要衝として隆盛を極めました。
参勤交代の大名などが休泊した「小諸宿本陣主屋」は、木造切妻造桟瓦葺平屋建の豪壮な建物で、十八世紀末~十九世紀初頭の建築と推定され、当時は、市町に現存する国指定重要文化財「旧小諸陣(門屋場)」のとなりに建てられていました。
その後明治十一年(一八七八)に佐久市鳴瀬の桃源院に移築され、寺の本堂や庫裡として使われてきましたが、このたび桃源院のご厚意により、建物一式が小諸市に寄贈されました。市ではこれを受けて旧地にほど近い現在地に建物を移築再現し、往時の小諸宿繁栄をしのぶ貴重な資料とともに歴史資料館として公開したものです。
平成九年七月 小諸市教育委員会
本陣主屋の観光情報
住所 | 長野県小諸市大手1-6-14 |
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開館時間 | 10:00~16:00 |
休館日 | 木曜日 |
入館料 | 無料(実験期間中のみ) |
URL | http://komoro-honjin.com/ |