林原美術館は1964年(昭和39年)10月1日に開館した美術館です。
当初は「岡山美術館」という名称でしたが、岡山県立美術館の設立に伴い、1986年(昭和61年)に林原美術館に改称しました。
実業家・林原一郎氏の林原コレクションの他に岡山藩主・池田家の伝来品も数多く収蔵されており、国宝の「太刀 銘吉房」や「洛中洛外図」(池田本)などが代表的な収蔵品です。
なお、林原美術館の場所にはかつて岡山城二の丸屋敷の対面所が存在していました。
この対面所の建物は明治維新後に取り壊されましたが、その跡地には岡山藩の支藩・生坂藩(岡山新田藩)の武家屋敷の長屋門などの建物が移築され、旧藩主池田家の事務所として利用されていたそうです。
現在の美術館入口となっている長屋門はこのとき移築されたものです。土蔵も展示室として保存・活用されています。
(ほかの建物は1945年(昭和20年)6月29日の岡山空襲により焼失)
林原美術館の観光情報
住所 | 岡山市北区丸の内2-7-15 |
---|---|
開館時間 | 10:00〜17:00(入館は16:30まで) |
休館日 |
|
観覧料(企画展) |
|
URL | http://www.hayashibara-museumofart.jp/ |