紀伊太田城は太田氏の居城として知られています。羽柴秀吉による「太田城の戦い(太田城水攻め)」の舞台となった城であり、この合戦は備中高松城、武蔵忍城ととも「日本三大水攻め」のひとつに数えられます。現在、周辺は宅地化されているため、遺構を確認することはできませんが、本丸跡にある来迎寺には城址碑が建てられています。また、水攻めの際の堤防が出水地区にわずかに残っています。この「出水」という地名は、水攻めの際に堤防が切れて水が漏れ出したことにちなんでいるそうです。
紀伊太田城を訪問した280人の報告によれば、平均見学時間は23分、平均評価は2.38点となっています。
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江戸時代の大名について詳しく知りたいと思っていた時に目に止まり、読んでみることにしました。江戸時代大小併せて260~300藩有ったと言われていますが、本書では大名の格差をテーマとして石高、将軍との関係、江戸城、江戸藩邸、参勤交代の5つに分けてエピソードを交えて書かれています。石高の大小による格差をはじめとして、将軍家から嫁をもらったり、養子をもらったした大名の家格が上げられたり、その家格によって江戸城内での将軍との拝謁の仕方や服装が違ったり、江戸藩邸では門構えや屋敷の広さに差が見られたり、最後に参勤交代の道中でかち合いそうになった場合とか宿場が同じになりそうになった場合にその大名の格差が顕著に表れる事を細かいところまで知ることが出来ました。その当時の大名たちは自分の家格を十分に認識した上で行動し、少しでもその家格を上げることを日々考えていることがよく理解できる一冊でした。
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