石見城の詳細は不明ですが、小野氏の居城と推定されています。小野氏は「応仁・文明の乱」では西軍方に属していたと思われ、1470年(文明元年)に東軍方の武将である野田泰忠らに火を放たれたとの記録があります。現在城址には善峰川に臨んで屈曲する土塁や堀が現存しています。城の西側でおこなわれた発掘調査では建物や井戸などが見つかっています。なお私有地のため見学に際しては地権者の許可を得るようにしてください。
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おそらく、八王子城の解説本の中で最も重要な一冊でしょう。
八王子城跡が現在のように整備されたのは、落城400年にあたる1990年以降のことです。本書の出版も同時期で、出版後に発見された遺構もあれば、今は目にすることのできない遺構も多数あります。言い換えると、1990年当時の八王子城跡の姿を記録した書であるとも言えます。八王子城に興味を持ってくださった方にはお薦めの一冊です。すでに廃刊となっていますので、古書店か図書館で探してください。
トンネル工事や台風・地震などにより、現在は失われてしまった石垣などの貴重な写真も多数掲載されていますが、白黒で小さいため分かり辛いのが残念。
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