高田城
高田城

[新潟県][越後] 新潟県上越市本城町6-1


  • 平均評価:★★★☆☆ 3.27(93位)
  • 見学時間:59分(79位)
  • 攻城人数:1457(109位)

三重櫓(御三重櫓)

1614年(慶長19年)に築城された高田城には天守はありませんでした。
そのかわりに本丸南西隅の土塁上に2重の櫓を建て、天守の代用としていました。当時の二重櫓の外観は不明ですが、江戸城の富士見櫓に似た外観であったと伝えられています。

その後の1665年(寛文5年)、松平光長の時代に起きた高田地震により倒壊し、あらたに3重3階の三重櫓を再建しました。
しかしこの「御三重櫓」も1870年(明治3年)に本丸御殿とともに焼失してしまいます。

現在ある三重櫓は1993年(平成5年)に上越市発足20周年記念事業として再建されたものです。
外観を松平光長「本丸御殿図絵」、規模を稲葉正通時代の「高田城図間尺」を基にして復興され、新潟県の史跡に指定されています。

この復興三重櫓の内部は鉄骨構造ですが、随所に木材が使用されており、木造とみまちがうほどです。

三重櫓の規模は東西5間(約9.1m)、南北6間(約10.9m)を基底とし、高さ15mほどで外観は御殿風造りを基調としています。
屋根は1重目・3重目が入母屋、2重目が寄棟形式で、1重目・3重目に切妻屋根の出張りを付けています。

なお、1階、2階は展示室として利用されており、パネルによる解説や甲冑などが展示されています。

3階は展望室になっており、天井は本格的な木組みとなっています。

櫓の東側に付随して50mほどの塀も同時に再建されています。

建物内は撮影禁止ですが、ほかにお客さんがいない場合など条件付きで撮影が可能になるようですので、入口で受付係の方に聞いてみるといいでしょう。
   

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今日のレビュー

冗談新選組

マンガ本編も最高だけど、作者のみなもと太郎先生と『真田丸』の脚本を担当された三谷幸喜さんの対談がすごくいいです。このふたりの歴史の楽しみ方はすごく共感できます。

こうの)

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