現在の高田公園の陸上競技場(上越市営陸上競技場)のところに大手門跡があります。
大手桝形と大手門跡
この辺が大手桝形門のあった所です。外堀(大手堀)に架かる大手橋を渡ると、内側に虎乱郭と名付ける城内への表玄関口があり、大手門の桝形がありました。
The sites of Otemasugata and Ote Gates
桝形とは出入口になる所を塁で四角に囲って区画し、防備を固めた施設です。この桝形に門を2か所設けて出入りしました。
外側の門を一の門(高麗門・蹴出門とも)、内側の門を二の門と呼びます。二の門は二重櫓の頑丈な造りで「大手門」と呼び城を代表する門でした。
高田城の桝形大手門は、城郭全体から見て南西方向にあり、周辺に広大な外堀、デンガク堀、濁堀(中堀)や三の丸に囲まれ、防御態勢万全の大手門でした。
土塁で囲まれた桝形内の広さは、古絵図によると南北20間、東西15間程あったようで、かなり大きなものでした。ここにある「大手門趾」の石碑は高田師範同窓会によって建てられました。高田開府400年祭実行委員会