中野小館(高梨氏館)は戦国時代に活躍した北信地方の有力武士・高梨氏の居館です。背後の鴨ヶ嶽城を詰めの城としていました。高梨政盛の代に築城を開始し、政頼の代に完成したといわれますが、中野氏の居館を修築した可能性もあるそうです。北信濃地域に武田信玄が侵攻してくると、政頼は姻戚関係にあった長尾氏を頼り、上杉謙信(長尾景虎)に与し抵抗しましたが、最終的には飯山城に逃れています。1582年(天正10年)に武田氏が滅亡し、さらに「本能寺の変」が起こると上杉景勝が川中島を領有し、本領の一部を回復しましたが、その後、景勝の会津移封に同行したため廃城となりました。現在は高梨館跡公園として整備されており、土塁、堀などを確認することができます。
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歴史上有名人のサイン帳。花押2045点、印章393点が使用した人物名の五十音順に並んでいる。総勢1,112名には天皇、公家、僧、書家・画家などもみられるが武将、大名が大半かな。花押は肉筆なだけに人柄を想像してしまう。個を立てつつ恭順の気持ちも込めてデザインを考えたのかな、筆の勢いとかバランスとか(本人 or 右筆が)何度も練習したのかなと思うと楽しい。バリエーションの豊さ第1位は伊達政宗で花押21種印章9種。細川忠興の印章で「tada uoqui」とアルファベットを使っているのには目を引かれた。雪舟や長谷川等伯らの名前もあってページをめくっていたらあっという間に日が暮れてしまった。
男性ばっかりと思うなかれ、高台院、光明皇后の印章、そして春日局の花押も掲載されている。巻末には没年順の索引があって光明皇后(701~760年没)はその筆頭だ、偉い。
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