三沢城は奥出雲の国人である三沢氏の最初の居城であり、「尼子十旗」と呼ばれる戦国大名・尼子氏の家臣団が守る城塞群のひとつとして知られています。三沢氏は1531年(享禄4年)、三沢為国の代で尼子氏に敗れると家臣として仕えましたが、大内義隆が1541年(天文10年)に月山富田城を攻めた際に寝返り、さらに毛利氏が台頭すると臣従しました。江戸時代には毛利秀元の長府藩の家老職を代々つとめています。現在城址には石垣や堀切などの遺構を確認することができ、本丸跡に城址碑が建てられています。
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