舟ヶ谷城は井伊直虎の叔父にあたり、井伊氏の恩人として知られる、新野左馬助親矩の居城です。新野新城とも呼ばれ、尾根つづきにある八幡平城(新野古城)を詰城としました。今川氏真により井伊直親が暗殺されると、左馬助はその子の虎松(のちの井伊直政)をかくまい、保護しています。しかし1565年(永禄8年)に曳馬城主・飯尾連竜が離反して徳川家康につくと、氏真の命で左馬助は今川方の軍勢として合戦に参加し討死しています。その後の詳細は不明ですが、戦国時代後期には八幡平城とともに武田氏によって利用された可能性があります。現在城址には尾根に沿って連続して堀切があり、2017年(平成29年)の大河ドラマ「おんな城主直虎」の放送にあわせて見学用のルートが整備されています。また、山麓の「左馬武神社」には左馬助の墓があります。
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津島神社裏に駐車スペースあり
項目 | データ |
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アクセス(クルマ) |
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駐車場 | 津島神社裏に駐車スペースあり |
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おそらく、八王子城の解説本の中で最も重要な一冊でしょう。
八王子城跡が現在のように整備されたのは、落城400年にあたる1990年以降のことです。本書の出版も同時期で、出版後に発見された遺構もあれば、今は目にすることのできない遺構も多数あります。言い換えると、1990年当時の八王子城跡の姿を記録した書であるとも言えます。八王子城に興味を持ってくださった方にはお薦めの一冊です。すでに廃刊となっていますので、古書店か図書館で探してください。
トンネル工事や台風・地震などにより、現在は失われてしまった石垣などの貴重な写真も多数掲載されていますが、白黒で小さいため分かり辛いのが残念。
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