堀川城は今川氏の家臣、斎藤為吉が村人らの協力を得て築いた城です。「桶狭間の戦い」後に今川氏から独立した徳川家康は遠江に侵攻し、刑部城を落とした翌年の1569年(永禄12年)、3千の兵で攻め寄せました。一方、堀川城は農民らが立てこもり抵抗しましたが落城しました。大久保彦左衛門によって書かれた「三河物語」によれば「徳川勢によるなで斬りがおこなわれた」とされます。現在城址に遺構はありませんが、道路脇に石碑が建てられています。
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おそらく、八王子城の解説本の中で最も重要な一冊でしょう。
八王子城跡が現在のように整備されたのは、落城400年にあたる1990年以降のことです。本書の出版も同時期で、出版後に発見された遺構もあれば、今は目にすることのできない遺構も多数あります。言い換えると、1990年当時の八王子城跡の姿を記録した書であるとも言えます。八王子城に興味を持ってくださった方にはお薦めの一冊です。すでに廃刊となっていますので、古書店か図書館で探してください。
トンネル工事や台風・地震などにより、現在は失われてしまった石垣などの貴重な写真も多数掲載されていますが、白黒で小さいため分かり辛いのが残念。
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