6月11日(土)に姫路城でフォトコンテスト授賞式を開催しましたので、そのレポートをみなさんにお届けします。
授賞式の会場は姫路城三の丸高台(牡丹園)にある茶室「鷺庵(ろあん)」を使用させていただきました。
攻城団の団員のみなさんにお会いするのは今回がはじめてだったので、とても楽しみにしていました。
当日の姫路市の天気予報は梅雨入りしたこともあり、晴れ→雨→曇りとめまぐるしく変わったため、「雨が降ったら具合がよくないなぁ」と不安でしたが、当日は途中からは晴れ間も見えるほどの天候に恵まれ、滞りなく授賞式を終えることができました。
これが会場です。垣根で囲まれてなんとも雰囲気のある場所ですね。
掛け軸のある部屋に入る機会も最近ではなかなかありません。ほんの少しの緊張感と高揚感がありました。風もぬける構造になっていて、とっても気持ちのいい空間でした。
まず最初にフォトコンテストにご協力いただいたことのお礼をふくめて、攻城団団長のこうのからお話をさせていただきました。
スタート直後は応募がなかなか集まらず、今日は何枚投稿があったかなぁ、と日々画面を見ていたというエピソードを聞きながら、「こうして笑って振り返ることができてよかったなぁ」と冒頭から、しみじみしていました。
つづいて姫路城管理事務所の城谷所長よりスピーチをいただきます。
本日は姫路城へようこそお越しくださいました。そして96点もの応募のなかから受賞されたということで、おめでとうございます。
昨年3月にリニューアルオープンしたあと、内外から関心も高い姫路城。貴重な文化財を守っていくことと同時に、姫路城の魅力をさらに発信していかなければいけないというなか、フォトコンテストに協力をいただき、インターネットを介することで、PRにもつながるフォトコンテストに参加していただいて本当にありがとうございます。
また本日の会場となっている茶室についても説明をしていただきました。
茶室そのものは、昭和20年代に西宮市の個人の方より寄贈をうけて移築された茶室だそうです。いまぼくらが座っている建物は、移築の際にあわせて建てられた建物だとか。
姫路城の敷地内は火気厳禁なので、じっさいに茶室として利用されることはなかなかないそうですが、貸出もしているそうです。
あまり知られていないこともあって、ちょっとした穴場スポットになっているようです。今後もぜひ活用させていただければなと思う場所でした。
そして賞品の授与です。
受賞者は特別賞を含め6名いらっしゃいますが、この日は4名の方に出席していただきました。
まずは大賞を受賞された、ぽりへりさん。
ぽりへりさんは授賞式のために四国から駆けつけてくれました。
受賞作はこちらです。
つづいて「あっぱれ!賞」を受賞された、たびびとさんです。
たびびとさんは地元・姫路市在住ということもあって、ふだんから姫路城の写真をよく撮っているそうです。今回も複数の写真を応募してくださいました。
受賞作はこちらです。
「特別賞」を受賞された、"6"Senseさん、Ikuさんです。
"6"Senseさんはこの春から姫路市に転勤されたことを契機にカメラをはじめられたとのこと。Ikuさんは「姫路歴遊会」という観光ガイドグループにも所属されていて、先輩ガイドからもいろいろアドバイスをいただいたそうです。
おふたりの受賞作はこちらです。
みなさんへの賞品の贈呈がおわったところで、今回ぼくらが用意させていただいたフォトブックを見ながら、撮影された際に気をつけていた点はどういうところでしょうか、とみなさんに伺いました。
たとえば大賞のぽりへりさんは、木々や建物、雲の凹凸をひとつのリズムと捉えて構図を考えたそうです。しかも雲が出てくるのを30分以上待って撮影されたそうです。
みなさんの撮影秘話なども伺っていると、とても参考になります。
こうした素敵な写真を撮影するためのノウハウは整理して、攻城団の全団員と共有していければいいなと思っています。
人見知りの団長も喜々として話してますね。
とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
フォトコンテストの受賞作品を選ぶにあたっては、いわゆる「定番の写真」と「攻城団らしい写真」を選んだつもりです。いいかえるなら、「そのお城の魅力がもっとも伝わりやすい(わかりやすい)写真」と「そのお城にあらたな魅力を付加する写真」でしょうか。
今回の受賞作を見て「姫路城にいってみたい」とまだ未訪問の方にも、過去に訪問したことのある方にも思っていただければとてもうれしいです。
最後に、姫路城総合管理室の岡田室長から、フォトコンテストの総括をお話しいただきました。
フォトコンテストの受賞者のみなさま、受賞おめでとうございます。
受賞時のみなさまのコメントを聞いていると、写真に対するこだわりがよくわかりました。
今回、受賞作品に限らず、姫路城をさまざまな角度から、また、視点から観させていただくことができ、感激いたしました。これも、みなさまの写真に対する思いの現れでしょうか。
これからも、このフォトコンテストがつづいていくことを期待しておりますし、一緒にやっていけたらな、と、思っています。
岡田さんから「今後もいっしょに」とお言葉をいただきましたが、このコンテストを2回、3回と継続していって、今回受賞されたみなさんや、応募いただいたみなさんが「攻城団のフォトコンテストの1回目に受賞していたんだよ」「1回目に応募していたんだよ」と自慢ができるようになりたいですね。
最後に全員で記念写真を撮影をおこない、授賞式は終了です。
その後、大賞と「あっぱれ!賞」の2作品を展示するため、撮影されたおふたりと姫路城資料室へ移動しました。
じっさいに作品を貼ってみるともう少し大きなパネルでも良かったですね。サイズを測りにきたときは慎重になりすぎていたのかな。姫路城へいかれた際にはぜひ資料室に立ち寄って、作品を見てみてくださいね。
最後に、この日は出張のため残念ながら出席いただけなかったのですが、今回のフォトコンテストに後援いただいた公益社団法人姫路観光コンベンションビューローの道下理事からもコメントを頂戴していますので、ご紹介します。
いつかは、当ビューローが姫路城を題材にしたフォトコンテストを実施しようと考えていましたが、「攻城団」に先をこされました(^∇^)。
このコンテストに寄せられた100点近くの写真を拝見しますと、色んな角度からの桜の写真があり参考になりました。何れもお城ファンが撮られた力作でしたが、中でも大賞の「光彩白鷺」とあっぱれ!賞の「桜と城と青空と」は観光パンフレットの一コマに使いたいぐらいです。
姫路城をPRしていただいた「攻城団」に感謝します。
フォトコンテストにたくさん応募していただき、本当に感謝しています。期待はしていたものの、96点も応募があるとは想像できず不安もありました。
授賞式を無事に終えてまずはホッとした、というのが正直なところです。
開催にあたっては姫路城さんと姫路観光コンベンションビューローさんのご協力で、告知チラシを姫路城と姫路駅に置かせていただきました。じっさいチラシを見て応募された方も多くて、これはもう、期待以上の効果でした。
写真の力というのは本当に大きいですよね。記憶を記録に残せるということはもちろんですが、写真を共有することで、他の誰かが足を運ぶきっかけにもなります。
城谷さんもおっしゃっていたように、インターネットを活用することで大きなPRにもなります。PRになるということは、「こんな景色が見られるのか」「こんなお城があったのか」とお城を知るきっかけにフォトコンテストがなれるということです。
次回は応募作品をどこかの会場にすべてパネル掲示することでインターネット以外でも写真を見れるようにするだとか、季節を変えたりテーマを変えるだとか、近隣のお城同士が連携して同時にフォトコンテストを開催するだとか、お城の魅力をみんなで引き出せる機会を設けていければいいなぁ、と考えています。
なによりも授賞式の写真を眺めていると、とっても笑顔が多くて「授賞式を開催してよかったなぁ」としみじみしました。
最後にみんなで集まることで、直接話をすることができます。「ネットで発表して賞品は郵送」というコンテストもありますが、そうではなくて現地に集まり、ふだん入れない場所にいけるお得感や、体験までを含めることで「攻城団らしいフォトコンテスト」になったのではないかなと思っています。
授賞式の前に"6"Senseさん、Ikuさんと団長の4人でランチをしたのですが、こんなふうに団員の方々とお会いしていろんな話をする機会をもっともっと全国各地でつくっていきたいなと思いました。
イーグレひめじに入っている、姫路城が見えるレストランで食事したのですが、すごくないですか。
今回受賞されたみなさん、本当におめでとうございます。
開催にご協力いただいた姫路城管理事務所さま、姫路観光コンベンションビューローさま、ありがとうございました。
また近いうちに姫路城をはじめ、各地でもフォトコンテストを開催したいと思っています。その際は攻城団のすべてのみなさん、ぜひ応募してくださいね。
特別な体験を含めたフォトコンテストを開催できるようにがんばっていきます!
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