福山城
福山城

[広島県][備後] 広島県福山市丸之内1-8


  • 平均評価:★★★★☆ 3.77(30位)
  • 見学時間:1時間12分(46位)
  • 攻城人数:2570(52位)

本丸御殿跡

福山城の本丸には城主の居館である本丸御殿がありました。
本丸御殿は多くの御殿建築と同様に公的な「表向」と私的な「奥向」から構成されていました。

筋鉄御門から入ると左正面に表向跡(伏見西殿跡)の石碑が建てられています。

こちら側が式台(玄関)で、その左手に内玄関がありました。
式台の正面は広間(虎の間)で、この東側に渡り廊下で繋がれて大書院(皇帝の間)が建てられていました。
大書院の南側には御風呂屋(現在の御湯殿)があり、往時はこれも渡り廊下で繋がれていました。一方、大書院の北側には表居間(伏見御殿)があり、こちらも大書院と渡り廊下で繋げられていました。

この他に小書院(鶉の間)、表台所、料理間などがあり、これらの礎石は部分的に残されています。ただし整備状況は悪く、礎石の並びを体系的に把握するのはむずかしいです。
また、奥向は表向の北側(天守の南側)に位置し、奥居間、奥台所、長局、などで構成されていました。

ちなみにこの本丸御殿に居住したのは、初代藩主である水野勝成と、二代藩主・勝俊のみで、三代藩主・勝貞は三の丸東側に新たな御殿(三の丸御屋形)を造営して移り住んだため、居住施設である奥向部分は江戸後期に取り壊されています。
表向の建物は式典などに用いられたので、その多くが明治時代まで残されました。

   

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いまでも定期的に読み返す一冊。たまたま見かけたこの本のおかげで攻城団にマンガという武器が加わったと思うと感慨深いです。攻城団で発表した作品を収録した続刊も出版したいと思ってます。

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