福山城はJR福山駅のすぐ前にあります。
新幹線のホームから、この距離で天守が見えるお城は全国でも珍しいですね。
在来線のホームからもよく見えます。
改札を出て、北口から出ます。見えているのは1966年(昭和41年)に再建された月見櫓です。
左右どちららでも登城できますが、左からのほうが重要文化財の筋鉄御門や伏見櫓を見ることができるので、こちらをオススメします。
城址入口にある石碑です。
福山城
福山城は、西国鎮護の重責を担って入封した徳川譜代の臣、水野勝成が
元和六年(一六二〇)より三ヶ年の歳月を費し、陸海の要衝であるこの地に完成させた平山城である
総面積約八万坪(二六・五ha)内外二重の濠をめぐらし、本丸には、白亜の五層六階の複合天守と多数の櫓を構築、その偉容は、全国城郭中屈指の名城とされていた。
その後、水野五代、松平一代、阿部十代の居城となり、明治になって濠は埋められ、月見櫓をはじめ多くの櫓が取り壊され、残された天守閣・湯殿等も第二次世界大戦の戦火により焼失した。
幸いにも、築城当時、伏見城から移築した伏見櫓・筋鉄御門は、昔日の姿を留め、貴重な遺構として重要文化財の指定を受けている。
なお、現在の天守閣等は、昭和四十一年市制五十周年記念事業として、市民の浄財で外観復元がなされ、城跡は国の史跡となっている。
城名
鉄覆山朱雀院久松城
別名 葦陽城