松代城跡の近く、現在の市立松代小学校の脇に文武学校(ぶんぶがっこう)があります。
真田邸と同じく9代藩主・幸教の時代に完成した松代藩の藩校で、藩士の子弟が学問と武道を学ぶ場として、1855年(安政2年)に開校しました。
文武を奨励した第8代藩主・真田幸貴が水戸の弘道館に範をとって建設を計画したものを、幸教が引き継いで完成させたそうです。
総敷地3089m2(934坪)、建坪1500m2(455坪)の校内には、教室にあたる文学所、武術を学ぶ剣術所、柔術所、弓術所、槍術所などが配置されています。
柔術所です。柔術を教える場ですが、最後は音楽教室になったそうです。
ほかにも弓術所や剣術所、槍術所といった武道を学んだ場所があります。
文武学校は明治時代初期に廃止されましたが、藩校の建物は昭和40年代まで学校として使用されていました。
日本全国約250藩中の藩校でも、建築当初からの建造物はすべて現存する稀有な藩校です。
文武学校跡の観光情報
住所 | 長野県長野市松代町松代205-1 |
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アクセス |
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駐車場 | 真田宝物館駐車場(約70台) |
営業時間 |
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料金 |
2016年1月17日(日)~12月12日(月) の期間中は「NHK大河ドラマ特別展『真田丸』関連特別企画展『戦国の絆』」の開催にともない、一部施設の料金が変更になっています。 |