松代城のすぐそばに真田邸(新御殿跡)があります。
これは松代藩の9代藩主・真田幸教(さなだゆきのり)が、義母である貞松院(幸良の夫人)の住まいとして1864年(元治元年)に建築した城外御殿です。当時は「新御殿」と呼ばれていたそうです。
(義母とあるのは幸教は長男でありますが、側室の子どもだからです)
そもそも江戸時代では大名の妻子は生涯江戸住まいを義務づけられていたのですが、1862年(文久2年)に14代将軍・徳川家茂がおこなった「文久の改革」による参勤交代制度の緩和にともない、妻子の帰国が許されるようになりました。
そのため松代にも屋敷が必要になり、建てられたのがこの御殿です。
隠居後の幸教もここを住まいとし、明治以降は伯爵となった真田氏の私宅として利用されましたが、1966年(昭和41年)に代々の家宝とともに松代町に譲渡されました。
玄関(式台)の鬼瓦には六文銭が使われています。
庭園も見事です。
真田邸の観光情報
住所 | 長野県長野市松代町松代1 |
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アクセス |
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駐車場 | 真田宝物館駐車場(約70台) |
営業時間 |
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料金 |
2016年1月17日(日)~12月12日(月) の期間中は「NHK大河ドラマ特別展『真田丸』関連特別企画展『戦国の絆』」の開催にともない、一部施設の料金が変更になっています。 |