白道寺は有馬直純とその妻・國姫(国姫、日向御前)の菩提寺です(宗派:浄土宗/本尊:阿弥陀如来)。
國姫は徳川家康の曾孫にあたります。直純はキリシタン大名・有馬晴信の嫡男として生まれ、同じキリシタン大名である小西行長の姪・マルタを正室としていましたが、家康の信任を得るために、1610年(慶長15年)マルタと離縁して國姫と再婚しました。
白道寺は有馬家の移封のたびに随行しており、直純の孫にあたる有馬清純が丸岡へ移封となると現在地に移ってきました。
丸岡時代以降、有馬家の菩提寺は高岳寺や江戸上野の本覚寺とされ藩主の墓碑はそれらの境内に建立されましたが、それには白道寺に埋葬されている国姫(日向御前)が家康の曾孫だったことから遠慮したとも言われています。
有馬家の移封に伴い、1695年(元禄8年)に現在地に移されました。
丸岡時代以降、有馬家の菩提寺は高岳寺や江戸上野の本覚寺とされ、藩主の墓碑はそれらの境内に建立されましたが、それには白道寺に埋葬されている国姫(日向御前)が家康の曾孫だったことから遠慮したとも言われています。