「一筆啓上日本一短い手紙の館」は2015年8月23日に開館した施設で、館内には日本一短い手紙コンクール一筆啓上賞の過去入賞作などが展示されています。
丸岡城から徒歩圏内で行ける場所にあり、また2階の古城展望室では、四季折々の丸岡城の風景や、上空からの丸岡城などを映像で鑑賞できるようになっています。
日本一短い手紙の館
「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」
徳川家康の功臣で鬼作左(おにさくざ)の勇名をとどろかせた本多作左衛門重次(ほんださくざえもんしげつぐ)が陣中から妻にあてた手紙文は、用件を簡潔明瞭に伝えた手紙の手本と言われています。
毎年多くの作品が寄せられる「一筆啓上賞 日本一短い手紙」は本多作左衛門重次の手紙をモチーフに1993年(平成5年)の「母への手紙」から始まり、公募コンクールの先駆けとして全国的に知られるようになりました。
「一筆啓上 日本一短い手紙の館」は、「一筆啓上賞」の歴史と入賞作品を紹介する、手紙文化の発信拠点です。
ただ陳列するのではなく、心に響かせ、心に沁みいるよう趣向を凝らした展示で、みなさまのお越しをお待ちしております。また、愛媛県西予市のかまぼこ板の絵とのコラボ作品や普通では見ることのできない上空からの丸岡城、坂井市内の四季折々の美しい映像もご覧いただけます。ご来館の記念にご家族や友人など大切な方へお手紙をしたためてみてはいかがでしょうか。
公益財団法人丸岡文化財団より