白鳥城は越中守護代・神保長職が上杉謙信の越中侵攻に備えて築いた城です。富山城の詰城として利用されましたが、1585年(天正18年)に羽柴秀吉が佐々成政を攻めた「富山の役」の際には、富山城を見下ろす位置にある白鳥城に秀吉の本陣が置かれたとされます(じっさいには本陣ではなく先遣隊の大将であった織田信雄の陣とみられています)。成政降伏後は前田利家が領有しましたが、慶長年間頃に廃城となりました。現在は城山公園として整備されており、郭群、空堀、井戸跡などの遺構が残っています。これらの縄張りは利家の時代に完成したものと推測されています。富山市中心部からほど近く、また本丸跡は市街を眼下に立山連峰を一望できるため、城ファン以外の人も多く訪れています。
白鳥城を訪問した180人の報告によれば、平均見学時間は37分、平均評価は2.17点となっています。
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