この「七福の庭」は紀州徳川藩の藩祖である徳川頼宣が1621年(元和7年)に本丸御殿につくった庭園にあったもので、1923年(大正12年)の上水道貯水池の設置に伴い、この場所(松の丸跡)に移されました。
七福の庭(しちふくのにわ)
この石組は「七福の庭」と呼び七福神の姿に似た名石を巧みに配して宝船乗合いを模したものであります。
紀州徳川藩始祖頼宣公(家康の第十子)が藩の永久の隆盛を祈念して元和七年(一六二一)本丸御殿の中央に作庭したと伝えられ久しくその妙技を珍重されていましたが大正十二年(一九二三)本丸御殿跡に上水道貯水池設置のため石組をここに移したものです。