和歌山城の天守は、大天守、小天守、乾櫓、二の門櫓を渡櫓によって連結させた連立式天守で、櫓門にあたる楠門は天守二の門とも呼ばれます。
この楠門は戦災で焼失しましたが、1958年(昭和33年)に木造で復元されました。
門の手前に立て札状の説明板があります。
楠門
天守閣二の門にあたり、総楠木造りであったため楠門と称されている。
弘化三年(一八四六)雷火消失に伴い嘉永三年(一八五〇)再建され国宝建造物として指定を受けていたが昭和二十年(一九四五)戦火のため、またもその姿を消した。
再建年月日 昭和三十三年十月一日
構造形式 楼門造り本瓦葺(太柱および門板は楠を使用)
建面積 延一〇二、四平方メートル