巽櫓は久留米城の南東隅にあった層塔型の3重櫓で、1620年(元和6年)頃に建てられました。
久留米城には天守は築かれませんでしたが、この巽櫓が城内でもっとも大きな櫓だったことから天守の代用とされていました。
巽櫓跡(たつみやぐらあと)
この場所に建っていた巽櫓(巽は東南の方向を指す)は、久留米城内に建っていた七櫓のなかでも最大のもので、規模は六間×七間の大きさで本丸を兼ねていた。久留米市
1974年(昭和49年)には当時の久留米市長であった近見敏之氏を中心に巽櫓の再建が計画されたそうですが、まだ実現されていません。
現在は櫓台石垣だけが現存しています。
石垣の下には蜜柑丸跡の駐車場が見えます。