川之江陣屋は一柳直盛の次男である一柳直家によって築かれた陣屋です。しかし立藩の翌年には分領であった播磨国加東郡小野の代官所を陣屋とすることを幕府に届け出て移住しています。その許可がおりる前に直家が死去すると、家督を継いだ養子の直次は末期養子であったために伊予の所領を幕府に没収され、川之江藩はわずか6年で消滅しました。その後は天領となり、陣屋跡に川之江代官所が設けられました。現在跡地は市街地化のため遺構は残っておりませんが、陣屋跡に石碑が建てられています。また近くの川之江八幡神社には珍しい2階建ての陣屋門が移築現存しています。
目次
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おそらく、八王子城の解説本の中で最も重要な一冊でしょう。
八王子城跡が現在のように整備されたのは、落城400年にあたる1990年以降のことです。本書の出版も同時期で、出版後に発見された遺構もあれば、今は目にすることのできない遺構も多数あります。言い換えると、1990年当時の八王子城跡の姿を記録した書であるとも言えます。八王子城に興味を持ってくださった方にはお薦めの一冊です。すでに廃刊となっていますので、古書店か図書館で探してください。
トンネル工事や台風・地震などにより、現在は失われてしまった石垣などの貴重な写真も多数掲載されていますが、白黒で小さいため分かり辛いのが残念。
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