朝日館は大鳥城主・佐藤基治の一族である信夫庄司小太郎の居城です。源頼朝による「奥州征伐」において小太郎は頼朝軍と戦いを繰り広げましたが、1189年(文治5年)の「石那坂の戦い」で討死しています。1240年(仁治元年)に鎌倉幕府評定衆の二階堂基行が子の行氏に当地を分け与え二階堂氏が治めましたが、1314年(応永20年)に伊達持宗が奪い取り、その後の動向ははっきりしていません。現在城址は朝日館公園となっており、土塁や堀が残るほか、山頂の配水場の脇に石碑が建てられています。
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項目 | データ |
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駐車場 | あり |
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おそらく、八王子城の解説本の中で最も重要な一冊でしょう。
八王子城跡が現在のように整備されたのは、落城400年にあたる1990年以降のことです。本書の出版も同時期で、出版後に発見された遺構もあれば、今は目にすることのできない遺構も多数あります。言い換えると、1990年当時の八王子城跡の姿を記録した書であるとも言えます。八王子城に興味を持ってくださった方にはお薦めの一冊です。すでに廃刊となっていますので、古書店か図書館で探してください。
トンネル工事や台風・地震などにより、現在は失われてしまった石垣などの貴重な写真も多数掲載されていますが、白黒で小さいため分かり辛いのが残念。
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