仁宇山城は蜂須賀氏の重臣、山田八郎右衛門宗重によって築かれた城です。在地土豪の湯浅氏を首謀者とする一揆を鎮圧した功で宗重は仁宇城（小仁宇城）を与えられますが、すぐにこの城を築いて移りました。元和の一国一城令にもかかわらず、1638年（寛永15年）まで存続しました。その後も山田氏の和食屋敷として残っていたようです。現在城址は蛭子神社の境内となっており、北東側を中心に土塁や櫓台などの遺構が確認できます。また鷲敷小学校に「仁宇山城阯」と書かれた城址碑が建てられています。
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鷲敷小学校の敷地の端にあります（2019/08/25訪問） 
仁宇山城の明確な遺構は見つからなかったが、北を流れる那賀川の断崖を天然の要害とした立地が確認できてよかったと思う。（2019/02/07訪問）
蛭子神社境内が城跡とされていますが、城址碑は鷲敷小学校敷地内にあります。（2013/11/13訪問） 
石碑への道は凄く狭いので注意が必要です（2023/12/16訪問）
蛭子神社で2021年発掘調査が行われ、虎口や石垣が見つかったそうです。 看板が新設されていました。（2021/12/31訪問） 仁宇山城へのアクセス情報 情報の追加や修正
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260年近く泰平な世の中であった江戸時代、徳川幕府に付いて知りたくこの本を手にした。
徳川政府(徳川幕府の事)とか、禁裏(朝廷の事)とか、聞き慣れない言葉が所々に出てきて最初は違和感を感じ、アメリカの研究者が書かれたものを翻訳されたものなので仕方がないと思っていましたが、最後まで読み終えると、「そうだったのか」と目から鱗が落ちた気持ちになります。
まとめとしては、徳川政府が把握する「表」の歴史と各大名が把握している「内証」の歴史は違う事をお互いに容認することで争い事のない泰平な世が260年近く続ける事が出来たようです。しかし、諸外国の進出により、この状況を理解させられなかったことから幕府の権威が失墜し、明治維新に繋がったということですが、それに繋がる研究事例がよくまとめられていました。
以上の様に、何故江戸時代が260年近くに渡り泰平な世だったかを理解するのにベストな一冊かと思います。
（
まーちゃんさん）
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