攻城団からのお知らせ

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二条城の桜を見るついでに、東大手門と東南隅櫓の中を見学してきました(写真レポート)

今年はせっかくの桜の開花時期に雨が降ったり、強い風が吹いたりと、あまり花見にとっては良くない年になってしまいましたね。
桜の写真も去年と比べると集まるペースが悪いようです。

じゃあ自分で撮ってきてアップするかと思い、二条城までいってきました。
結果からいうと、週末の雨ですでに散りはじめてたし、天気も悪くて、いい写真は撮れませんでした......。

春休みも終わったせいもあるのか、外国人ばかりでした。
ほんと天気が悪くて、写真を見返してるとかなり悲しくなりますが、貴重な写真も撮ってきたのでいつものようにレポートします!

こないだは夜だったのでやってなかったのですが、じつは東大手門の修復工事が終わったことを記念して、3月24日(金)~7月31日(月)まで内部を見学することができるようになっています。

別料金で400円かかります。一口城主もこれは払わなきゃいけません。
平日で団体客が多かったこともあるのか、櫓の中はガラガラでゆっくり見れます。写真も撮影自由なので撮り放題です。

たとえばこれ。

いわゆる「釘隠し」ですけど、新しく付け替えたのかと思うくらい金ピカだったのですが、これはもともとあるやつを磨いただけなんだそうです。
ちょっと金箔を重ねたといってたかな。あ、現地にはガイドの方がいるので簡単なことであれば答えていただけます。

ほかにも鯱だったり、二の丸御殿の釘隠しだったりが展示されています。

でもまあ櫓門ですから、いちばんの見どころは眺めですよね。

内側、外側とよく見えます。
こっちが暗いのもあって、外にいる人たちはぜんぜん気づいてませんでした。

二条城にはもう何度も訪問してますが、知らないこともまだまだあります。

東大手門をはじめ、二条城にある建物の屋根には「桃」が乗っかってるのをご存知でした?
ぼくは今日はじめて知りました。

そして、外に出て見てみたらたしかにあるんです。

桃がある理由はよくわからないそうです。
でもまあ鯱にしろ、懸魚にしろ、基本的には火除けのまじないの意味合いがあるし、あるいは京都の屋根にはよく(沖縄のシーサーみたいに)「鍾馗(しょうき)さん」という閻魔大王みたいな人形が置いてありますけど、あれも魔よけ・火除けのために置いてあるそうなので、桃にもそういう「守り神」的な願掛けをしたんでしょうね。

しかしまあ気づいてみるとあちこちにあるものですね。
ディズニーランドで隠れミッキーを探すみたいでおもしろいので、今度二条城を訪問される際は「桃」を探してみてください。

東大手門だけでなく、となりの東南隅櫓の中も入れます。

ほんと天気悪いなあ。

いつも「中を見たいなあ」と思ってたので、念願が叶ってすごくうれしいです。

意外と広いなというのが第一印象でした。
この櫓も家光の時代に建てられているのですが(家康のときには本丸もなかった)、なんだろう、けっこう実戦的というか、二条城ってやっぱり徳川家が本気出してつくったんだなと思わせるに十分な櫓でした。

こういう火縄をかけていた「竹釘」も当時のままだそうです。

ここから撃つわけですね。じっさいには戦闘はなかったのですが。

さすがに上階にはあがれませんが、階段は床面積が広いので思ったより傾斜はなかったです。もちろんそれでも急ですけどね。

これで400円はお得だと思うんだけど、ぜんぜん見学してる人がいなくて心配になりました。
こういうのって混雑して事故とか起きちゃうと二度と開催されなくて困るんだけど、お客さんが少なすぎても開催されなくなりそうでこわいですね。
すごく貴重だし、両方見ても20分程度なので、ぜひ立ち寄ってほしいなあ。

唐門前はいつもどおりすごかったです。
こんなにお客さんは来てるのに、特別公開エリアを見学する人はほとんどいないという現実。

さて、肝心の桜ですが「桜の園」はこんな感じです。
(天気が悪くてほんとごめんなさい)

枝垂れ桜はもうすでに葉も見えるくらい散っていて、ほかのはつぼみの状態でした。

北側の「清流園」はもうちょっと桜を感じられました。

けっこう散っちゃってます。週末のいちばんいいときに雨が降ったのが痛かった。

帰りに東大手門を見上げてみたけど、やっぱり外からだとぜんぜんわからないですね。

石落としも。

東大手門と東南隅櫓は期間中の晴れた日にもう一回見学にいこうかなと思ってます。
せっかく近くに住んでるので、二条城の写真は天気のいい日に撮り直して城メモもどんどんブラッシュアップしていこうかなと思ってます。
(まあほかにやらなきゃいけないことが山ほどあるのですけど)

   
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