先週の金曜日、11月20日に熊本城総合事務所を訪問し、みなさんにご購入いただいたワイド御城印帳(くまモンver.)の売上の一部にあたる、15万円を「熊本城災害復興支援金」として寄付してきました。熊本城の復元整備のために使っていただきます。
当日は津曲(つまがり)首席審議員にご対応いただき、今回制作したワイド御城印帳(3色セット)もあわせて贈呈してきました。
攻城団が主催するこうした支援活動は初回(2016年)のチャリティTシャツの利益全額310,338円、前回(去年)のチャリティTシャツ第2弾の利益全額50,000円につづき、今回で3回目となります。
熊本地震が起きたときにコースケさんとこんなことを話しました。
「大企業や一般の方などから一時的にすごい金額の支援が集まると思うけど、熊本城の復興は数十年単位になるだろうから、攻城団は【早さ】よりも【長さ】を優先して、自分たちの身の丈にあった支援を継続的にできる方法や仕組みを考えましょう」と。
それを実践するために毎年のように熊本を訪問してはレポートを書いてきました。
ぼくが書くレポートを読んで、熊本城の復興状況を知った方もいらっしゃると思いますが、どうしても時間が経過するとメディアの報道量は減っていきます。ほかにも事件や事故は次々に起こる以上、これは当然です。
だけど日々、瓦礫が撤去され、石垣が積み直され、熊本城を再び見学できるようにするための作業がつづけられているのも事実で、それを全国に伝えるのはマスメディアよりも、攻城団のようなニッチなオンラインメディアの役割だろうと考えてきました。
そうした話を津曲さんにもお伝えしたところ、ぼくらがやってきたことを感謝してくださっていました。
熊本城総合事務所としても昨年のラグビーワールドカップにあわせてはじまった特別公開、さらに今年6月にオープンした特別公開第2弾としての特別見学通路(空中回廊)、そして来春に予定されている天守の公開と定期的にニュースになるような取り組みをおこなって、県外の方から忘れられないように努力をされているそうです。
ただ毎月、毎週のようにイベントや新企画をできるはずもないので(優先されるべきは工事ですしね)、どこの石垣が修復されたとか、どこが通れるようになったとか、そうした日常の小さな変化も気づいていただき、楽しんでいただきたいとおっしゃっていました。
攻城団にはぼくのレポートだけでなく、団員のみなさんが熊本城を訪問された際にはたくさんの写真がアップされていますので、まさに日々の小さな変化に気づき、それを楽しめると思います。
のちほど今回のレポートも書きますが、前回の訪問時と比べても倒壊した櫓が撤去されていたり、工事が進んでいることを実感できました。
お金をお渡しすることも立派な支援ですが、ぼくらが継続的に熊本の現状を発信してきたことを評価いただけたことがうれしかったです。
今回は感謝状もいただきました。
(これは何度も寄付してきたからではなく、10万円以上寄付した人・団体ならみんなもらえるそうです)
攻城団として多額の寄付をすることはできなくても、チャリティグッズをつくったり、あるいは復興城主になることを呼びかけることはできます。
Tシャツをつくったときも「これを着て街を歩くだけで、熊本城を思い出してもらうきっかけになる」と考えました。声高にアピールするのではなく、すれ違う方々に想起していただき、ひとりでも多くの人を支援の輪に巻き込めればいいなと思ってやってきました。
今回の御城印帳も同じで、自分で見返すとき、誰かに自慢するとき、くまモンを通じて熊本城のことを一瞬でも思い出してもらえたらうれしいです。
毎回ぼくらの訪問を温かく迎えてくださる熊本城総合事務所のみなさまにお礼申し上げます。
それと同時に今回、ワイド御城印帳(くまモンver.)をお買い上げくださったすべてのみなさんに感謝申し上げます。ほんとうにありがとうございました!
またこうした熊本城を応援する企画をつづけていきたいと思っていますので、参加してくださいね。
今回、熊本城総合事務所にも贈呈してきたくまモンのワイド御城印帳は攻城団のオンラインショップで購入可能です。
現在、攻城団では熊本城の復興を支援するためにオリジナルのTシャツや御城印帳などを製作し、販売しています。ここでしか買えないグッズばかりなので、ちょっと覗いてみてください。
toproadさんが城がたり「よくわかる小牧山城」を企画してくれました。愛知県小牧市と調整してくださり、学芸員の方にZoomで話していただけることになりました。小牧山城の歴史、発掘調査の成果など、いろんな話が聞けると思いますのでぜひご参加ください。
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