週末に弘前城を攻めてきました。
いまは石垣の修復工事中で天守が曳家で移動中なのでそれを見たかったのと、ちょうど「弘前城石垣マルチプロジェクション」というイベントが開催されていたので、けっこう衝動的に青森県までいってきました。
城メモは後日整理するとして、とりあえず写真中心の旅行レポートです。
8時前に家を出て、新青森駅に着いたのが11:51、午前中に着いちゃうというのがびっくりですよね。新幹線すごい。
ちなみに東北新幹線は盛岡で秋田方面と分離するので、こんな感じで連結してます。
新青森駅からはそのまま弘前に向かわずに、反対側の青森に移動してランチを食べます。
(新幹線の新青森駅と、在来線の青森駅はひと駅離れてます)
やっぱり海のものかなーということで、駅近くの青森魚菜センターで「のっけ丼」を食べました。魚屋さんがたくさん入ってて、自分の好きな具材を買ってオリジナル丼をつくるシステムです。
芸能人のサインもたくさんあったので、たぶんテレビの旅番組でよく紹介されてるのかな。
トロとかカンパチとかイクラとかしめ鯖とか、自分の好きなのでつくった海鮮丼なので、めちゃくちゃおいしかったです!
弘前方面の電車まで時間があったので(じつはここ大事なポイントで、電車の本数はそんなに多くないので常に自分が乗りたい電車の時間はあらかじめチェックしておいたほうがいいです)、海まで歩きました。といっても5分ほどですけど。
北海道が見えてます。
倉庫を改装した感じのオシャレスポットがありました。
中も素敵でしたよ。
ここで食べたりんごのシャーベットがおいしかったです。駅から歩いて1分なので、弘前に来たら立ち寄るといいかも。JR青森駅や新青森駅よりもいろんな地元のおみやげが選べます。
この日は晴れてて気温も高く、防寒対策をバッチリ決めてたこともあってけっこう拍子抜けだったんですけど、駅前の駐輪場では自転車が埋まってて、雪国すごいなーと思いました。
電車に乗って弘前まで。
ぼくは最初、弘前駅に新幹線がとまるのかと思ってたくらい、東北の地図が頭に入ってなかったんですけど(今回の旅が人生初の青森県でした)、青森から弘前ってけっこうあるんですね。
在来線で40分くらいあります。
弘前駅にある観光案内所では長靴を無料で貸してくれます。
案内のお姉さんに話を聞いたら「当日返却(18時まで)で、自分がはいてきた靴と交換」だそうです。
ぼくは今回のためにわざわざ長靴を買ってはいていったので不要でしたけどね。
ホテルに荷物を置いて、弘前城に向かいます。
歩こうと思えば歩ける距離です。ぼくは道をまちがえたので遠回りしちゃったんですけど、たぶん徒歩でも駅から30分ほどでいけます。
(バスかタクシーのほうがいいと思いますけどね)
まずは追手門に向かわず、東門近くの弘前文化センター前にある津軽為信の銅像を見ます。
こういう銅像って背景が入らないように撮るのがむずかしいですね。
勇ましい顔です。
それでは城内へ。お堀もカチンコチンです。
ちょうど第40回「弘前城雪燈籠まつり」の期間中だったので(というかそれにあわせて訪問してるので)、城内には地元の小学生たちがつくった雪灯籠がたくさんありました。
弘前城といえば曳家ですよね。去年からはじまった石垣の修復工事のために、天守を解体せずにそのままズルズルと平行移動させています。
ここがもともと天守があった場所です。
ここから3か月かけて、約70mを移動させたのが現在の場所です。
ぼくはこの斜め45度から見るのが好きです。
この位置に天守がある弘前城はもしかするともう二度と見られないかもしれないので、できればいまのうちに見ておいたほうがいいかなと。
(まあ次回の修復工事で同じ位置に移動させそうな気もしますけど、いつ工事がおこなわれるかわからないですしね)
こんなふうに本丸内には展望デッキが設置されています。
二の丸側(下乗橋)から見た、天守があった場所です。
ここは桜の時期によく写真で見ますよね。ただし、いまは工事のために内堀も埋め立てられているので、今年の桜の時期は例年のように桜の花びらでピンクに染まったお堀の景色は見れません。
弘前城には未申櫓や辰巳櫓など江戸時代からの現存櫓がたくさん残ってるのでいいですね。
門もしっかり残っているので、本丸までの防御が厳重だったことがよくわかります。
考えてみれば、現在の天守は1810年(文化7年)に本丸辰巳櫓を解体して築かれたものなので、だいたい1610年(慶長15年)に完成している櫓のほうが築造年が古いんですよね。
あたりは徐々に暗くなってきましたが、プロジェクションマッピングが開催される18時半までは少し時間があったので、追手門から外に出て、近くのスタバにいきました。
事前に教えてもらってたので寄ってきたんですけど、このスタバ(スターバックスコーヒー弘前公園前店)は建物が有形文化財で、じつに素敵でした。
この建物は1917年(大正6年)に「旧第八師団長官舎」として建てられたそうです。弘前って街のあちこちに洋館が残ってるんですよね。まあ日曜なのに人もいないし、店も空いてなかったので、観光地としてはあまりチカラを入れてないのかもしれませんけど。
そして城内に戻って、いよいよプロジェクションマッピングです。
埋め立てられた内堀に降りることができたので、間近で見てきましたよ。
どうやら内容は地元の方向けにつくられた映像っぽくて、転校生気分というか、まちがって入り込んじゃった感がありましたけど、そもそもが地元のお祭りですもんね。
天守もライトアップされてました。
ぼくがいた内堀のところに数十人、上から見てる人が200人くらいでしょうか。
上からだと桜の木がジャマになって見づらかったです。
というかそもそも石垣に投影してたんですけど、悲しいことにほとんど見えませんでした。
土塁に積もった雪に投影したらきれいに映ったと思うんだけど、たぶん例年は石垣にももっと雪が積もって真っ白だったんでしょうね。暖冬め。
この、春の桜を思わせるピンクの照明はきれいでしたよ。
そんなに寒くもなく、満足してホテルに戻りました。
途中でアップルパイを買ったり(ホテルで食べました)、郷土料理に店に寄って「いがめんち」や「けの汁」を食べました。
りんごジュースも滞在中に5種類くらい飲みました。
そうそう弘前駅に天守の模型が置いてありました。
こんなふうにひとりで曳家の体験(?)ができます。
今度は天守が元の位置に戻ってから、桜の季節に再訪したいですね。
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