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伝もものふ山田(ヤマー)さんのレビュー(書籍)

伝もものふ山田(ヤマー)さんは41件のレビューを投稿しています。

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武田家滅亡

長篠の戦い後の武田家を描いた小説です。
武田勝頼、北条夫人、家臣たちの関係・心情がうまく表現され読み応えがあり、最後がどうなるか分かっていても充分に楽しめます。武田勝頼の生涯を大河ドラマで見たくなりました。
作中には多くの城が登場します。一城別郭の高天神城、円郭式縄張の田中城、三重堀の小山城など、城の特徴も描写されており楽しく読めました。

アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」 (集英社新書)

漫画「ゴールデンカムイ」を題材としたアイヌ文化の解説本です。
丁寧に分かりやすく書かれており「ゴールデンカムイ」を読んだ人にも、これから読む人にも理解しやすいと思います。アイヌの歴史、言葉、信仰、グルメなど様々な観点から解説されています。
読後には、漠然としていた「カムイ」という言葉の意味あいを理解できました。

【第162回 直木賞受賞作】熱源

★第162回(2019年下期)直木賞受賞作
明治から大正時代のアイヌ民族を題材にした小説です。白瀬南極探検隊の犬ぞり担当として活躍した樺太アイヌ「ヤヨマネクフ(山辺安之助)」、アイヌ女性と結婚しアイヌ文化を研究したポーランド人学者「ブロニスワフ」、ふたりの生涯を通じてアイヌの歴史・文化が描かれます。
現代においてアイヌ文化を知ることができるのは、ふたりの功績が大きいと感じました。

元号って何だ?: 今日から話せる247回の改元舞台裏 (小学館新書)

日本の元号について、改元理由、ランキング、逸話、ゆかりの地など様々な観点から解説されています。
現代では天皇即位による代始改元のみですが、過去には吉兆による祥瑞改元、凶兆による災異改元、60年に1度実施される辛酉・甲子改元などがあり、元号が多い理由がよく分かりました。明和9年は迷惑年になるから、というダジャレ改元もあり面白いです。
巻末には、元号の一覧・改元理由がまとめられ資料としても使えます。

最悪の将軍 (集英社文庫)

江戸幕府の第五代将軍「徳川綱吉」を題材にした小説です。
将軍になった経緯、綱吉の治世に対する考え方などが描かれます。綱吉の時代には、勅額火事、富士山噴火、赤穂事件などの災害・事件が多く発生しました。天変地異は将軍の行いが悪いからと信じられていた事もあり、綱吉は最悪の時代の将軍として苦悩を重ねていきます。
読後には、犬公方だけでない綱吉を知り印象が少し変わりました。

信長の忍び外伝 尾張統一記 1 (ジェッツコミックス)

戦国4コマ漫画「信長の忍び」のスピンオフ作品で、信長が尾張統一を果たすまでを描きます。ギャグ漫画ですが、信長公記などの史実に基づいており、信長の抹香投げかけ、道三との会見などの名シーン?も忠実に再現されています。
全3巻で気軽に読め、笑いながら勉強にもなりました。
「信長の忍び」の主人公「千鳥」も少しだけ登場します(千鳥ファン歓喜♡)

信長の忍び 1 (ジェッツコミックス)

天下糖一を目指す織田信長、その忍びとして活躍する「千鳥」を主人公にした4コマギャグ漫画です。
ギャグ漫画ですが、しっかり史実に基づいて物語がすすみ、笑いながら勉強もできます。登場する人物たちの個性が爆発しており、ツッコミ担当「明智光秀」、変態老人「松永久秀」、猛毒料理人「ねね」、覚醒コンビ「朝倉義景・斎藤龍興」など、とても面白いです。
そして一番の見どころは、千鳥カワユイ千鳥♡
アニメでは動く千鳥も見れます。

恋歌 (講談社文庫)

★第150回(2013年下期)直木賞受賞作
幕末から明治を生きた女流歌人「中島歌子」を描いた小説です。歌子が残した歌「君にこそ恋しきふしは習ひつれ さらば忘るることもをしへよ」が全てを表現しています。読み終わる頃には、この歌の意味が理解でき感情移入していました。
水戸藩が舞台になっており、烈公(徳川斉昭)、弘道館、天狗党などが出てきます。

戦況図解 信長戦記 (サンエイ新書)

信長が関係した主要な合戦について書かれています。
合戦の流れが地図上に書かれており、発生原因、戦況、結果が把握しやすくなっています。流れを理解するには分かりやすい本です。気軽に予習、復習をする用途に向いていると思います。
序章では織田家の系譜について説明されており理解を深めることができました。

【新装版】 戦国武将100 家紋・旗・馬印FILE

戦国武将100人の家紋・旗・馬印がオールカラーで掲載されています。
家紋は定紋の他に裏紋も掲載され、由来なども書かれているので勉強になりました。
陣旗・馬印はサイズ感が分かるように人物とともに描かれています。武将により個性あるデザインが面白く、これらの旗がひるがえっていた合戦場を想像するのは楽しいです。合戦絵図を見る際の資料としても参考になります。

地図と読む 現代語訳 信長公記

「現代語訳 信長公記」の地図入り版です。本文中の随所に地名入りの地図が挿入され、場所を確認しながら読めるので分かりやすくなっています。
信長公記は派手な物語とは違い、淡々と記録が記されているのみですが、かなり細かく書かれているので読み応えはあります。淡々とした中にも時折、太田牛一主観の興奮した記述があるのが面白かったです。
巻末には信長の詳細な年表、登場人物の索引があり資料としても使えます。電子書籍(kindle)版で読みましたが、文中を検索でき便利でした。

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今日のレビュー

「関ヶ原」の決算書 (新潮新書)

戦をするにもお金がかかるんだなぁと実感。現代の「円」に換算して説明しているので、わかりやすくおススメです。
関ケ原の合戦後、豊臣家と徳川家の権力がなぜ逆転したのか、納得できた気がしました。

たなとすさん)

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