南山城の詳細は不明ですが、毛利領と宇喜多領の境目にあることから毛利氏方によって整備されたと推定されています。小田川と高梁川との合流点にあり、山陽道にも近いことから水陸の交通の要衝として重視されたと思われ、また発掘調査によって天目茶碗などが出土していることから、たんなる陣城ではなく城内で一定期間生活していた可能性があります。2019年(令和元年)、豪雨対策として河川の付け替え工事がおこなわれるため消滅予定ですが、そのための調査により城址には土塁や堀切、切岸のほか、畝状竪堀群などが見つかっています。
項目 | データ |
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アクセス(電車) |
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アクセス(クルマ) |
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駐車場 | 明智大明神(登城口)前に駐車スペースあり |
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おそらく、八王子城の解説本の中で最も重要な一冊でしょう。
八王子城跡が現在のように整備されたのは、落城400年にあたる1990年以降のことです。本書の出版も同時期で、出版後に発見された遺構もあれば、今は目にすることのできない遺構も多数あります。言い換えると、1990年当時の八王子城跡の姿を記録した書であるとも言えます。八王子城に興味を持ってくださった方にはお薦めの一冊です。すでに廃刊となっていますので、古書店か図書館で探してください。
トンネル工事や台風・地震などにより、現在は失われてしまった石垣などの貴重な写真も多数掲載されていますが、白黒で小さいため分かり辛いのが残念。
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