仁宇山城は蜂須賀氏の重臣、山田八郎右衛門宗重によって築かれた城です。在地土豪の湯浅氏を首謀者とする一揆を鎮圧した功で宗重は仁宇城(小仁宇城)を与えられますが、すぐにこの城を築いて移りました。元和の一国一城令にもかかわらず、1638年(寛永15年)まで存続しました。その後も山田氏の和食屋敷として残っていたようです。現在城址は蛭子神社の境内となっており、北東側を中心に土塁や櫓台などの遺構が確認できます。また鷲敷小学校に「仁宇山城阯」と書かれた城址碑が建てられています。
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